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こうして見ると、数ある潤子さんの楽曲の中で、澤近泰輔さんが作編曲で携わられたものがまた逸品揃いであることに気付かされます。

仙川アベニューホールでのライブ。
ピアノにその澤近さんを迎えて行われました。


素敵なクラシックホールで、せっかくなのでお薦めという2階席から観賞しました。

ベルベットのドレスに白のケープの潤子さんの弾き語りから、
やや硬質ながら豊かな響きがするホールです。

夜の歌から川村竜さんのベース、
そしてCANARYから澤近さんのピアノ、
加わるほどにそれは厚みを増していきます。

澤近さんのピアノは情熱的な印象で、
潤子さんに提供された曲もバラードが多いのですが、繊細でありながらどこか力強さを感じさせます。それらが、またCDとはアレンジも変えながら新鮮な響きを持って、流れ込んできます。

一曲毎にそれぞれに纏わるお話も。
Fairly gardenのデモテープは澤近さんの息子さん、当時5~6歳の歌声だったのだそうで、また自宅スタジオで入り込んだ鳥の囀りも潤子さんの印象に残ったのだそう――

澤『子どもと動物には勝てない、って―』

打算!?
あと『おもちゃ』のメロディは『一人でお散歩』の仮タイトルを付けたように印象に残ると採用されやすい――?(笑)

そんな冗談を交えながら。

本編最後には澤近さん作曲の代表曲『スカーレット』でしたが、その一曲前に、
潤子さんの声優生活20周年の今年、7月に発表予定のオリジナルフルアルバム『VOICE』
その中から澤近さんによる潤子さんのための書き下ろしバラード新曲(硝子の月?)がお披露目されました。

こうして澤近さんの楽曲が並んだ中での初聴きは、
これらの曲の遺伝子を確かに感じさせながら、
それは僕たちも待ち望んだ潤子さんのための新しい音楽、ああ、これだ――と思わされました。繊細さの中に力強さを感じさせる、

この澤近さんの新曲が届けられて、竜さんや、ピアノの熊谷ヤスマサさんなどミュージシャンにもまた一段と発奮材料になっているとのこと。
そんな話を聞くと、また新しいアルバムが楽しみになりますね。