「主語」とは一体何なんでしょう。
英語だと、
I like an apple.
とかの「I」
This is an apple.
とかの「This」ですよね。
英語を含む欧米諸言語は実は主語を特定するのがとても容易なんです。
聞いたことがある方もいるかもしれませんが、
フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語などは、
主語の人称や単複、性別によって動詞や形容詞の形が変化するので、
主語というのが一層明確になります。
では、日本語ではどうでしょうか。
私はりんごが好きです。
これはりんごです。
主語は何ですかと聞かれたら、
「私」とか「これ」ですよね。
ははーん。
どうやら、日本語では「は」の前に来る名詞が主語なんですね。
と、見当をつけます。
でも、
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
この文の主語は「おじいさんとおばあさん」だなっていうのはすぐわかるかと思います。
「が」が「おじいさんとおばあさん」の前にありますね。
さっきまで雨が降っていた。
あの有名な俳優が死んだ。
ははーん。
どうやら、「が」の前に来る名詞も主語っぽいですね。
では、
私はメロンが好きだ。
私は新しい彼氏がほしい。
象は鼻が長い。
あの子は目がかわいい。
さんまは内臓がうまい。
うーーーん。
一つの文に「は」と「が」が混在していますね。
主語はどれなんでしょう。
では、
俺もアイツと一緒に出掛けた。
家族でディズニーランドに行った。
弟だけ病気で行けなかった。
シャボン玉飛んだ。
主語は「俺」?「家族」?「弟」?「シャボン玉」?
でも、後ろに来ているのは「も」「で」「だけ」、あるいは「助詞なし」ですね。
実は、日本語では、
「は」や「が」の前だけが名詞とは限らず、
様々な助詞の前にも主語は来るんです。
日本語にはたくさんの助詞があるから、
一文に複数の助詞があると、
どれが主語かわからなくなりそうですね。
外国の人も日本語を勉強していてどれが主語なのか、
あるいは主語が省略されているのか、
混乱しそうですね。
そうは言っても、主語の後ろに来やすいのはやっぱり「が」と「は」です。
どういうときに「が」と「は」が来るかだけを知っていればいいかもしれませんね。
「が」の方が簡単なので、次回から「が」から説明していこうと思います。