2023年1月20日初版発行

 

 

 

 

貴族の家に生まれながらも、両親に虐待され半死半生のところを伯父に助け出されたエドワード。まだ幼児の彼は、体調が回復してきた頃、うっすらとした前世の記憶を思い出し、自分のいる世界が前世で読んだ小説の世界だと理解する。しかも、その小説の中ではエドワードは将来義兄を殺し、自分も死んでしまう悪役令息。前世で義兄が推しだったエドワードは、そんな未来は嫌だ!といい子になることを決意する。そうして小説とは異なり、義兄をはじめとする周囲と良い関係を築いていくエドワードだが、彼を巡る怪しい動きがあって……?

 

 

 

彼を巡る怪しい動きって、何だ???

あ、未来の心配事か。

どうやら特別な力を持っているみたいで、それを奪い合うような未来になりそうだ、と大人たちが警戒してるんだった。

 

エドワードが4歳の時からお話が始まり、1巻の最後でもまだ6歳かな?なので、帯に「義兄弟愛BL」って書いてあるけど、BL?BLとは?ってくらいの内容。

6歳と12歳がいくらいちゃいちゃしたところで可愛いの域は超えないのだよ。

アル兄様がついうっかり恋文書きそうになってたけど(笑)

まぁ恋文に対するお返事だったから仕方ないよね( *´艸`)

※純粋に文字のお勉強で家族みんなにお手紙を書きました。

 

異世界転生という枠が生まれて、そこから更に細分化されてきてる気がするんだけど、最近多くなったなって思うのがこのジャンル。

BL括りの出版にはなってるけど、ニアBLとすら言えないくらいのうっすらとしたBL感。

あえて言うなら家族愛BL。

自分の義兄弟が前世の推しで、その人を不幸にしないために奮闘するお話。

 

いやー…

まさかこのジャンルで泣かされるとは思わなかった(笑)

ああでもあれだな、家族愛ものに弱いから、普通に恋愛ものよりは泣く確率は高いのか。

エドワードとアルフレッドの兄弟愛がね、本当に微笑ましくてというか、このまま大きくなって愛を育んでらぶらぶカップルになってもらいたい!て思いながら読んでたの。

本当にまだ12歳なのか?ってくらいよくできたお兄ちゃんでさ、包容力というのか、優しさカンストしてない?みたいな。

いい男になるんだろうなって、もう将来がさ、楽しみで仕方なくて。

間違いなくこのお話の中で私の推しもアルフレッドだったわけ。

それが…

エドワードと一緒に号泣したわ(T_T)

エドワードの落ち込みっぷりが心の底から理解できてしまって辛かった。

本当に辛い時って、何も食べれないし眠れないんだよね。

「返して!アル兄様を返して!」
読みながら辛くて苦しくて。

でも泣いたのはここじゃなくて、

「ごめんね、もう大丈夫だから」

ここ。

大号泣。

最近ネットで「爆泣」って見たけど、ほんとそれよ。

たぶんこのシーンなんど読み返しても泣くと思う…

 

…早いとこ続きお願いしたいです…