【日々好日】


狼に育てられた少女


 私の心の底に、何時も流れている事実がある。狼に育てられた2人の少女のことだ。

 その少女たちは、1920年インドで発見された。狼の棲む洞穴で保護したのは、キリスト教の伝道師だった。その少女たちの年齢は1歳半(アマラ)と8歳(カマラ)=下写真=と推定された。



狼のように振る舞う


 彼女たちは、手足の関節が硬直しており常に四つん這いで、狼のように振る舞った。

 口にするのは生肉と牛乳。夜になると活動的になり、暗闇では両目が光った。聴覚と臭覚が異常に優れ、70m離れた肉の存在を察知した。


人間社会で再生も…


 幼いアマラは翌年に亡くなった。その時、9歳になったカマラは「ふた粒の涙を流した」と伝えられている。その後カマラは教育を受け、2年程で直立歩行ができるようになり、言語も45語の単語を覚え、簡単な会話も可能になった。しかし、発見から9年後の1929年に17歳で亡くなった。


映画『奇跡のひと』


 私は幸い、狼に育てられず、人間社会で育てられた。それなりに長生きしている。アマラ、カマラを育てた狼はどうなったんだろうか?!

『奇跡のひと』

 これから観るDVD映画に『奇跡のひと』がある。目が見えず、耳が聞こえない少女の人生を描いている。『奇跡の人』で描かれたヘレン・ケラーとはまた別の少女の実話の物語。


2024年9月30日(月)

☀️☁️

腹減って7時半起床🤣


🔽
🔽
🔽
🔽
🔽