講師や先生など、伝えることをお仕事になさっている方へ。
ご自分の話す声、ちゃんと聞いたことありますか
講座中、どんなふうに生徒さんに聞こえているのか。
おそらくご自身のイメージしている感じとは違います。
そして、今はオンラインレッスンも当たり前になりました。
オンラインだと対面より伝わりにくいというのは皆さん実感していますよね。
ちなみにこの「自分の声を聞くこと」、手帳インストラクター時代の私はやっていませんでした。
先輩の売れっ子インストラクターさんはやっていると聞いたことがありました。
でも私は「えー自分の声を聞くなんてイヤ」「とりあえず聞きやすいって言ってもらえてるし大丈夫だろう」と思って、結局やらないままインストラクターは卒業しました。
以前聞いた自分の声がどうしても好きになれなくて
でもこうして音声配信をやるようになった今、もっと早く自分の声を聞くということをやればよかったなと思いました。
まず「自分の声が好きじゃない問題」に関しては、いい意味であきらめがつくので大丈夫です
配信の前に聞き返したりするうちに、慣れるというのが正しいでしょうか
そして聞き返してみると「思ったより早口だな」とか「ここ聞き取りにくい」「同じ言葉を繰り返してる」など、必ず改善点が見つかります。
そして次はそこに気をつけて話そうと意識することで、話すこと・伝えることが上達していきます。
日々DCPAサイクルを回しているようなものですね。（PDCAの書き間違いじゃないんです。）
私にスタエフを教えてくれた方のお話も、数回のうちにみるみる上達していて
その様子を聞いていて「私もやってみよう」と思ったのでした
そして耳からの情報って、無理して聞き続けることができないと思いませんか
早い段階で「この声、この音聞いていられない」となりやすい。（なので炎上しにくいとも言われています。）
なので、もし自分の声・話し方を聞かないまま講師・先生をやっていたらかなり危険です
生徒さんは何も言わず去っていきますから。
（私自身も過去に「この先生、声が無理」と思った方数人いらっしゃいました。受講は一度きりです。）
そして今は学びが協会化されていて、同じことを教えてくれる先生がたくさんいます。
しかもオンラインで、同じ内容が同じ金額で全国どこからでも受けられる。
それなら声が良く、わかりやすく伝えてくれる先生が人気になるのは当然の流れですよね。
講師や先生をなさっていてご自身の話してる声を聞いたことがない、という方は相当危機感を持った方がいいと思います
ちなみにこれ、お教室やワーク系の先生も同じです。
買い手より売り手の方が多いと言われるこの時代。
あなたを選んでもらうために、声は差別化のための大きな武器になります
私自身も講師業をしているのでいろいろ書いてしまいましたが、この音声配信の世界もプロ並みに上手な方もいらっしゃれば「話すことが苦手だから使いたい」という方もいます。
だから、どんな使い方をしても良いんです
ただ、続けることで身につくもの、見えてくる世界がある。
そして、自分の声を使って発信をすることは、たくさんの同業の方の中で「あなたから習いたい・教わりたい」と言ってもらえるための、差別化を図れるツールにもなるのです
以前の私みたいに「自分の声がどうしても好きになれない」という理由でやらないでいたらもったいない
そして、伝えること・教えることは必ず声を使って行いますよね。
声を使ってお仕事させてもらっている以上、自分の声や話し方を聞いたことがないままやっているのはプロ意識に欠けるのではないか。
そんなことを思ったので書かせてもらいました。
※5/23開催予定でした市原市ちはら台での対面講座は、諸事情により中止となりました。
申し訳ございません。
せっかく熱量込めて書いた記事だったので、公開させていただきました。
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