ついに大腸内視鏡の日。

前日は検査食でしたが、大腸CTの時の検査食メーカーのやつの方が美味しかったなーとまだまだ緊張感なし。

当日は液体の下剤を自宅で時間をかけて飲み、全部出して来いとのこと。初めは不味いけど飲めなくもないなーと思ってましたが後半は辛かったです。
いやいやながらも飲みきり、出し切り病院へ。


大腸の動きを抑える注射をし、大腸内視鏡開始。すぐに痛みを感じ、陣痛を思い出す。
痛がる私の手を看護師さんが優しく握り励ましてくださる。ありがたい。
先生はたまに入りにくい人いるんだよな、ちょっと我慢してねって言うけど我慢するのも辛いくらいに痛くなる。 
大腸が普通より長く、カーブもきつく、動き止める薬注射したのによく動くと。どんな迷惑な大腸なんだ。
あまりに痛がるので、横行結腸まで入ったところでこれ以上はレントゲン見ながらじゃないと入れられないけど、大腸CTでポリープあったのはS状結腸でそこは通ったからこれ以上は前に進めず抜きながら確認していきますと。

抜いていく段階で大腸CTでは指摘されてなかった5mmほどのポリープあり。その場で切除してもらい念のため生検にも出すねーと。

さらに内視鏡を抜いていくが大腸CTだとこの辺なんだけど、ないなーと言いながら先生は探していました。
その時、あった...と先生の声が聞こえましたが、明らかに今までのトーンと違い、驚きと暗さのある声に。見たらいけないものを見たような声。

先生の声がおかしかったことから、癌ですか?と聞くと生検結果出ないと確定はできないけど、見た目からその可能性が高いと思いますと言われました。
確かに先ほどのポリープと比べても、大きいしボコボコしてる...。

これは内視鏡では切れないから、生検用に少し切るね、そして手術になるからその時にわかるように目印の墨を入れますねと言われました。

初めはなかなか現実と思えず画面をぼーっと見てましたが、癌という言葉が頭の中で鳴り響き、どんどん涙が出て止まらない状況に。

あとでゆっくり今後のこと説明しますねと言われ、内視鏡を抜き一度退室した後、再び呼ばれ説明されました。
・癌である可能性が高い
・入院して手術が必要
・進行具合は手術までに検査をして見極める
・ただ術後じゃないとステージの確定はできない
・場合によっては術後抗がん剤をするケースもある

あまりにも突然で怖くなり精神的にもおかしくなり、先生に私は死んでしまうんですか?と聞きました。
先生は今は癌=死ではない、大腸癌は進行がゆっくりで比較的予後がいい、癌の大きさは小さい方であると話してくださいました。

その日は、術前の胸腹CTや胃カメラ、注腸検査や肺活量などなどの予約とここから先は外科の担当になるので一通りの検査終了後、外科に行ってと受診日を伝えられました。

その日から泣きまくり。
翌日奮い立たせて息子を公園に連れて行きました。歩けるようになって15日ほどの息子は無邪気にヨロヨロ歩いてました。
こんなに小さい子がいるのにどうなるんだろうと公園で息子を見ながらまた涙。