「Vallee de Joux」(ヴァレ・ドゥ・ジュウ)というところへ行ってきました。

(ジュウ湖の風景、とても静かで美しかった!: スイス政府観光局資料より)
ヴァレ・ドゥ・ジュウというのは、「ジュウ渓谷」という意味です。
ジュネーヴから、北に車を走らせること1時間弱、
フランスとの国境にまたがるジュラ山脈の南端にあるこの渓谷は、
スイス時計製造のメッカとしても非常に有名です。
場所がいまいちピンと来ない方のために地図を。

(スイスマップ: 赤い丸がジュウ渓谷でそのまま南にジュネーヴ、大きい飛行機マークはチューリッヒ)
ジュネーヴから来る途中の道はとてものどかで、自然がいっぱい。
車も少なく、時折あらわれる小さな町がひとつのアクセントになって
ドライブがとても楽しく感じられます。
ほら、スイスらしくないですか?

(こんな感じのファームがたくさんありました。)
ヴァレ・ドゥ・ジュウは、スイスVaud(ヴォー)州にあり、
そのなかにいくつもの町が点在しています。
農業・畜産に加え、主要な時計産業が、
この地域だけでなくスイス全体を、そして、
世界の時計文化をリードしているのです。
私は、時計の仕事にスイスで携わっていながら今まで訪れたことが
なかったのですが、連綿と受け継がれる時計文化の聖地で
かつての時計師たちが眺めてきた湖の風景や、
夏の涼しげな空気、見渡す限りの緑に触れることが出来たのは
とても貴重な体験でした。
まあ、休日のピクニックや、のんびりと一日を過ごしたいときは、
ジュネーヴのレマン湖より落ち着けるかもしれません。

(ジュウ湖: ここでお弁当を食べました。 Hさんたちありがとう!)
実はフランスの新幹線であるTGVの乗り入れがあったり、
やはり国境ということもあって優秀なフランス人が仕事に来ていたりと
時計産業さまさまな部分もあったりします。
(次回につづく)
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