私の5月3日付けのブログに、
「ハーレーと機械式時計を愛する男の日記
」というブログを書いている
リーマンライダーさんからコメントがあり、
”指定されたお題があってそれに対する思い入れを書くバトン”
なるものを回してきてくれました。
お題は「時計」。
改めて時計への思い入れと言われると、はて、何を書こうかと
考えてしまいますが、
今日はこれをテーマに(気楽に)記事をアップしたいと思います。
1.大人の高級腕時計

これは2000年6月に小学館から出版された雑誌で、
当時私は大学4年生でした。
普通に就職活動を終えて時間的にもかなり余裕があったときに
たまたま立ち寄った本屋でこの雑誌を見て
「時計の仕事をしよう」
と決意した思い入れのある一冊で、
私が初めて購入した時計専門雑誌です。
表紙の「Daniel Roth」(ダニエル・ロート)の美しいムーブメントと、
見たことのないケースデザインを目のあたりにして、
人間ってこんな素晴らしいモノが作れるんだ!
と感動したものです。
次の瞬間にはどこかで時計を学べるところはないかなと、
専門学校の本を探しに行ってました。
スイスに来てから、この雑誌に携わっていた時計ジャーナリストの方と
何度か会う機会があり、それもなんだか不思議な縁を感じました。
2.「よく見る」

(時計用ルーペ:別名キズミ)
何のことかと言うと、これは私がいつも肝に命じている言葉で、
時計師にとってはだれでも心がけてることだと思います。
私を拾ってくれた今の会社のボスは、
よく私に声をかけてくれます。
もちろん他の同僚にも積極的に話しかけたり、意見を聞いたり、
またアドバイスをしたり・・・
あるとき、私が作業をしていると
「ちょっと見せてみなさい」
といって、私のイスに座って、時計のチェックをはじめました。
これはものすごく緊張するのですが、
いろいろな助言をくれたり、テクニックを教えてくれたりと、
自分がレベルアップできるチャンスなので
内心わくわくしているのです。
部品の仕上げに対して、厳しくダメ出しをされた後、
「よく見なさい」
とひとこと言い残してアトリエを出ていきました。
時計学校時代でもよく先生から言われたことですが、
確認することは最も基本で、最も大切なことです。
自分を客観的にコントロールし、時計をあるがままに「見る」
ということを生身の人間がするところに時計の魅力が
あるのだろうとも思います。
そしてもうひとつ大事なことは、
あるべき姿、理想的な姿、つまりお手本を頭にインプットして
自分のなかに基準を作るということ。
そう考えると理論だけではなく、
良い先輩の技を盗むということも絶対必要だと思うのです。
現代の時計は理論をもとに組み立てていけばしっかりと動くように
なっているようですが、
それだけではいけない部分もきっとあるでしょう。
さて、こんな感じでバトンを受け取りましたが、
次は私のむかしからの友人である、
kurisukeさんにバトンを渡したいと思います。
kurisukeさんは
「賢明な投資家になりたい
」という
とても真面目な(?)ブログを書いていますが、
時計への造詣も深いので、
”時計と投資”をテーマになにか記事にしてもらいたいと思います。
リーマンライダーさん、遅くなりましたがバトンを回していただいて
ありがとうございました。
そしてkurisukeさん、時間のあるときで全然かまわないので
お願いできますか??
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