「信じられないくらいスゴイ時計」という意味なのだが、
以前から目をつけていた3つの新興メーカーを紹介したい。
実は、個人的にバーゼル・ワールドの隠れたメインだったりする。
1.「DEWITT」(ドゥヴィット)

(Tourbillon Force Constante Academia:プラチナ製、25個限定生産)
悔しい事に、この新作が見れなかった、、、。
なので資料から1枚。
このメーカーはとにかくトゥールビヨンをどれだけすごく魅せるかということに
重点を置いているように感じられ、
(それ以外のモデルもいくつかあるが)
コンスタント・フォース機構、ディファレンシャル機構、フュゼー・システム
などを搭載したモデルを、わずか数年の間で具現化している。
これらの機構はすべて主ゼンマイが送る力のロスを最小限に抑えて、
精度と安定性を高めるという理論に基づいている。
そう、あくまでも理論(笑)
ちなみに、機械は「BMB」というムーブメント製作会社によるものである。
2.「GREUBEL FORSEY」(グルーベル・フォースィー)
ここには私が勝手にトゥールビヨン3部作と呼んでいるものがある。
以前に発表された輝くべき第1弾は、
文字盤下部に位置するトゥールビヨンケージが、30度傾いて回るという
まさに”クレイジー”な時計。
普通、機械における部品はナナメに組みませんから。

(Double Tourbillon:72時間パワーリザーブ、多方面からかかる重力による姿勢差をなくすことができる)
これによって玄人をうならせ、GREUBEL FORSEYの名を時計界に知らしめた。
日本にも入ってきていて、ピンクゴールドのバージョンで販売価格3600万円強!
価格もクレイジー、、、。
そして第2部に至っては、それを2つ乗せてしまった。

(バーゼル会場で、ショーケースから出してみせてもらう勇気がありませんでした。 まあ、普通出しませんね。)
設計上の問題かわざとか知らないが、ケース1時と7時位置が膨らんでいる。
次回は是非とも、正円のケースにきっちり2つのケージを入れてもらいたいものだ。
3部作目は、なんと、「24秒1周トゥールビヨン」!

(デモンストレーション用ケースのなかで動くムーブメント:すごいけど、この写真だと全く迫力がございません)
これは早い。
単純に普通のトゥールビヨン・ケージの回転速度3倍弱。。。
一般的にトゥールビヨンのケージは4番車のポジションに付いているため、
つまり、秒と同じ一周60秒である。
3.「JACOB & Co.」(ジェイコブ)

(バーゼル・ワールド内にあったジェイコブのブース:外観はシックだが、、、)
問答無用のセレブ御用達ブランド。
派手、でかい、アクが強いという3拍子そろった(?)独自路線を貫く
ニューヨーク発のブランドで、ほとんどのモデルはワールドタイム機構を
備えている。
さぞ、セレブの皆さんには便利なんでしょうね、、、。

(左:47.5ミリのケースサイズ! 世界の都市の時間がわかる。 右:4つのインダイヤルと合わせて5つの時間を表示することが可能。)

(Technicolor Tourbillon: 目がちかちかしそう。 TOKYOもありました。)
確か、ベッカムもはめたことがあって(っていまどきベッカムもあれですけど、、、)、
注目されたブランドと記憶しているが、外見だけではなく、
その機能も面白い。


(上のボケてしまった写真と同じものです。)
ほら、なんだかクレイジーでしょう??
これは、「パルミジャーニ・フルーリエ」の”モントル・ブガッティ”や、
「ヴィアネイ・ハルター」の”DMC”のように
シャトン方式で組み立ててある時計。
小さなドラムのようなものが回り、インジケーターで数字を読み取る。

(Vianney Halter:DMC)
スイスのブランドでないから、デザインにとらわれた発想がないのだろうか。
バーゼル・ワールドのいいところは、普段なじみの浅いメーカーを
一度に、しかもたくさんのモデルを見れることですね。
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