Bucherer | サムライ時計師スイスで修行してきました!

サムライ時計師スイスで修行してきました!

スイスといえば自然、銀行、そして時計。
いやいやそれだけではありません。
ハイジの故郷は、実はこんな国なんです。
(ヨーロッパ 海外 海外生活)
そして帰国しました。

今回の時計店めぐり、最後に向かったのは「Bucherer」(ブッヘラー)。

ここは世界でもっとも有名な時計宝飾店のうちのひとつで、
日本のスイス旅行ガイドブックにも必ず登場する。

午前中であったのにもかかわらず、来店者がすでに何人もいた。

探していた2本の時計両方とも扱っていて、特にロレックスに関しては
スイスで最も品揃えが良いと評判である。

ぶっふぇら
(Bucherer:入り口には警備員が、ドアマンは中で控えています。)

ショーウインドウを覗いてみると、
IWC・アクアタイマーのほうは、やはり正規価格。
チタンブレスレット付きタイプで、5600スイスフラン(約¥500,000)。
在庫もしっかりあり、他のカラータイプもそろえているようであった。

時計は主に2階にあると案内されたので上がってみると、
ロレックスの多いこと多いこと。。。

まぶしい程に輝く宝石をちりばめたロレックスもあり、
それはステータスと成功の証である(とされていますよね、、、)。

前々出の日本人男性スタッフにつづいて、ここでは、
丁寧な接客のベテランらしい日本人女性スタッフに案内される。
どんなジャンルでも、ジュネーヴにある高級店では
若い店員の数が少ない感じがする。
やはりそうでなければ説得力に欠けるということと、
顧客側に対する印象や、店の風格・イメージに影響があるからなのだろう。

彼女にいろいろと話を聞いてみると、
ロレックスのデイトナはやはりここでも正規価格で、
スイスでは基本的にどこでもこの値段(8800スイスフラン)のようである。

また、在庫は全くないとのこと。 予約も不可能。

というのもこれから3年先(!)まで予約リストがびっちり埋まっており、
しかも地元の人(ジュネーヴの人)優先で販売されるからだそうだ。
入荷次第電話をしてすぐに来店してもらうためでもある。

私には「サブマリーナ」というスポーツ(ダイバーズ)モデルをすすめてくれた。

ありがとう。 格好いいし、時計師からみても品質の良い
優れた時計だと思いますが、要りません(笑)。

ほかにも赤い秒針の付く新作の「デイトジャスト」という紳士モデルを、
日本人がここで最近買っていったと見せてくれたりもした。

彼女は開店から午後1時までいつも働いているそうで、
日本人顧客相手のスペシャリストといった感じでしょうか。。。

こうして見てくると、日本人にとってスイスで時計を購入することは
値段ももちろんだけれども、
各ショップスタッフの対応や店の雰囲気、
なによりも時計の本場が醸し出す長い時計の歴史の重みを実感しながら、
緊張感をもちつつ、のんびりと会話をしたり、品定めをしたりする
ことにこそあるのだと思う。

そういう買い物も贅沢ですよね。