
(昼のジュネーヴ:旧市街側から見るローヌ河)
「スイスでの価格を参考にしたい。
値段によってはジュネーヴで買ってもいい。」
と、’友人の友人’に時計購入を検討している人がいたので、
時計店に足を運んだ。
最初に断っておくと、ジュネーヴあるいはスイスでは、日本でいうところの
「ディスカウントショップ」、
「並行輸入」、
「現行品を扱う中古ショップ」
というものがない。
つまり高級時計は、
高級時計店、あるいはメーカーの直営店によって売られるのが常で、
基本的にはメーカー希望小売価格にのっとった値段がつけられているということ。
店によって、送料サービスや、ノベルティー(付属プレゼント)、
場合によっては値引き(交渉次第)があるが、
値切る客はけっこう嫌がられる(笑)
ただし、試す価値はある。 意外とすんなりゆく時もあるからだ。
日本ではブライトリングのように、
全世界共通価格をうたっているメーカーもあるが、本国価格に比べると
代理店を通したり、税金、運送代、また為替レートによって
上乗せされることが多く、
海外の価格で買い付けてくる並行輸入が根強く人気なのは
理解できるところである。
最近はメーカー側も、日本を含む海外での直営店を増やしたり、
代理店をタイトにすることで、
正統性や「本当の場所で、本物を」買うというステータスを
販売戦略のひとつにしている。
時計や宝飾品、ブランドの世界において、
ステータスの重要性は昔から無視できないものである。
ほら、ルイ・ヴィトンをディスカウントショップで買うのと
本店で買うのは、例えモノは同じでも気分が違いませんか?
ニセモノやアフターセールスの面でリスクが無いとも言い切れない、、、。
前置きが長くなったが、今回の依頼品は、
1、IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)のスポーツモデル
アクアタイマー
(黄色いインデックス)
2、Rolexのクロノグラフ、
デイトナ
(品番116520)
という2点。
ともに本格的で実用性があり、質実剛健な「硬派」のメーカー。
またシンプルで使いやすいところから、
日本人にもとても人気のあるモデルである。
(まあ、Daytonaに関してはステータス性も充分ですね、、、)
ヨーロッパの時計宝飾店では、ドアマンがいる。
あるいは入り口の呼び鈴を鳴らしてドアを開けてもらうのが常で、
店に入るのは身が引き締まる。
今回は時間が限られていたこともあり、
訪れた店は3店舗。
続きは次回ということで。