一般的な時計会社の作業机は大きく、
横幅は両手をいっぱいに広げられるスペースがあり、
奥行きも長く取られています。
センターには可動式の証明が装備されています。
(写真用に道具を密集させてみました)
ここにある道具は一部で、机の下に備え付けてある
5列×5段の引き出しにもたくさんの道具がしまってあり、
必要時に出していきます。
大きいものは別にしまってあったり、共用の机に置いてあります。
時計の仕事をするにはもちろん技術が第一ですが、
用途にあった道具を多く持っていることと、
道具の加工やメンテナンス方法を知っていることが
同じように重要です。
時計屋さんのように、多くのメーカーの時計や、
アンティークの時計を扱う場合は様々な道具が必要になり、
揃えるだけでも一苦労だと思います。
古い道具でもけっこう使えるものがあるので、
フリーマーケットで探したり、
人からゆずってもらったりしています。
写真左にあるのはワインのコルクです。
おいしく飲んだあとは道具に変わります。
コルクの弾力と質感が、部品を支える台として役に立ったりするのです。
それからガラスのビンは日本の無印良品 で購入した、
食品保存用のものです。
組み立て途中の時計にホコリがはいらないようにかぶせて使います。
時計専用のフセピンと呼ばれるプラスチック製もあるんですけどね。
あの、Patek Philippe・パテックフィリップでもめん棒を使ったりするなど、
日用雑貨は案外役にたつんです。