ハイライン ニューヨーク @ diller scofidio + renfro | GENETO

ハイライン ニューヨーク @ diller scofidio + renfro

今回の出張ではニューヨークにできた近作も訪れました。特に印象的だったのは高架貨物線跡を、再利用した植物園の様な遊歩道”ハイライン”です。
長さは1.6 kmと非常に長く、元々マンハッタンのロウワー・ウエスト・サイドで運行されていた線路でした。
設計にあたったのはディラー・スコフィディオ+レンフロで、植栽計画はピエト・アウドロフです。
リノベーション工事は2006年から2009年まで3年間という月日を費やしており、長い遊歩道には植物園の様なエリアから、カフェエリア、雛壇状のベンチエリアなど様々なプログラムが散りばめられており、また、ハイラインを跨ぐ様にホテルもあったりします。


ハイライン ニューヨーク

元々は終点だった場所は、高架がまるでぶった切られた様になっていて力強い印象をか醸し出している。

ハイライン ニューヨーク

1.6kmも歩けるかなと思いつつ歩き始めたハイラインですが、植物を見たりベンチに座ったり、ニューヨークの街並を見たり、ビルを潜ったりとユニークにゾーニングされており全く飽きません。

ハイライン ニューヨーク

流石はニューヨークと思わせる程、街中には世界的に有名な建築家により設計された建築が建っていますが、ハイラインはリノベーション独特の使い込まれた雰囲気を持ちながら、妙に新しさも持ち合わせており、素晴らしいのひと言に尽きます。

ハイライン ニューヨーク

雛壇状のベンチ
ベンチの先にはニューヨークの街並が望める

ハイライン ニューヨーク

植物園の様なエリアでは、木々による緑のトンネルを歩く

ハイライン ニューヨーク

スロープから植物を俯瞰する

ハイライン ニューヨーク

線路を利用したベッド状のベンチ
再利用の仕方が実にユニークにできている。

ハイライン ニューヨーク

カフェテラス

ハイライン ニューヨーク

日本では線路の上に建築が建つ事は考えられません。
始めて見た線路を跨ぐ建築は、その関係性や可能性も含めてダイナミックです。

世界中で様々なリノベーションが試みられていますが、ハイラインはその代表的な成功例であると感じました。
いつか、こんなプログラムを持った案件の設計に携わりたいと感じました。
こんな感想を持った建築家は僕だけではないはずでしょう。



GENETO
山中コ~ジ


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