ブランクーシ美術館 @ paris by 山中コ〜ジ | GENETO

ブランクーシ美術館 @ paris by 山中コ〜ジ

$GENETO-ブランクーシ美術館

ポンピドー・センターの西側に建てられたルーマニアの彫刻家 コンスタンティン・ブランクーシの美術館”ブランクーシ美術館”です。
設計はポンピドー・センターと、南側にあるIRCAMと同じくレンゾ・ピアノによるものです。
竣工は1997年と比較的新しい。
ポンピドー・センターの竣工が1977年、IRCAMが1989年に続いて、この美術館が約10年後というのは、このエリアがいかに計画的にアートによる開発を進めているかが分かります。

ポンピドー・センターとは違い、静かな印象のするファサードです。

$GENETO-ブランクーシ美術館


$GENETO-ブランクーシ美術館

インテリアは、中心にブランクーシのアトリエそのままの状態が復元されています。
その周りを囲む様に動線があります。

$GENETO-ブランクーシ美術館


$GENETO-ブランクーシ美術館

自然光の入れ方が繊細に工夫されており、温かく柔らかな光が、空間に充満しています。
そのための素材が要所に適切に使われており、絶妙な素材の選択がされています。
また、空間構成もそれらの演出効果をおこすための装置となっている建築でした。
レンゾ・ピアノの設計に対するボキャブラリーの広さには驚かされます。

$GENETO-ブランクーシ美術館

東に設けられた中庭は、美術館内とは違う採光方法を用いています。
それは、広葉樹による光と陰の庭です。
館内が人工的な手法による優しい光であったのに対し、庭では自然を利用した優しい光を感じさせてくれます。
彫刻や建築にとって、光とは一体どんな意味を持っているのかを考えさせられるブンクーシ美術館でした。


関連記事

Renzo Piano Building Workshop

Centre Pompidou



GENETO
山中コ~ジ