『質問術』~営業スキル~ | OWLet(アウレット)伝道物語★すべての中小企業にWEBの恩恵を!

OWLet(アウレット)伝道物語★すべての中小企業にWEBの恩恵を!

OWL(フクロウ)から生まれたフクロウの仔【OWLet】(アウレット)。
OWLetというWEBテクノロジーを普及させるべく日夜走りまくる男の日記。
革命を起こすはずのITサービスの誕生から成長を綴る。

【『質問術』~営業スキル~】


明日から営業を全開させようと思っている。
僕は昔、「天下一営業マン」と言われていた。
今となっては過去の栄光だ。
$革命的WEBサービス『Genesys』 IT業界で稼ぐはずの男の日記
今日は、自らの頭を整理する意味を込めて、
僕の持つ営業スキルのひとつを紹介しよう。


『2つの質問術で顧客をコントロールせよ!』

対面営業の初期段階は、顧客の現状を知ることから始まる。
しかし、対面営業の初期段階において、顧客は営業マンに心を開かないものだ。
よって、この段階の目的は、顧客の心を開き、顧客に話をさせて、顧客の現状を知ることにある。

顧客の心を開かせるために、
営業マンたちは、様々な営業トークを暗記し、機関銃のようにトークを連射する。


まるで逆効果だ。


顧客の心を開かせるためには、顧客に喋らせることが大事なのだ。
人は、自分の話を聞いてくれる相手には、次第に心を開いていくものだ。

しかし、
好き放題しゃべられて、一向に本題に入れないのでは、ただの時間の浪費になってしまう。

そこで有効な手段になるのが、質問術だ。
こちらからの質問に答えてもらうだけで、
顧客は、路線を外れない範囲内で好きにしゃべれる。

こういう場面では、「自由質問」が極めて有効になる。

自由質問とは、単純に「YES」、「NO」では答えられない質問をいう。
「はい」、「いいえ」では答えられない質問だと、
顧客は「はい」、「いいえ」よりもはるかに長くしゃべる必要が出てくる。

長くしゃべることで、顧客は徐々に僕に心を開くようになり、
巧みな自由質問によって、僕は知りたいことを労せず知ることができる。
そして、心を開いた後の顧客は、僕に予期せぬヒントまでもくれる。

こうして、一通りの会話の中で、僕は必要な情報と貴重なヒントを得ることができる。

そして、
得られた情報をLOCKする、もしくは得られた情報の裏を取るのに適しているのが、
「限定質問」になる。

限定質問とは、自由質問の逆。つまり、「YES」、「NO」でしか答えられない質問をいう。
気分よくしゃべる相手にタイミングよく限定質問をすることで、
得られた情報を確定情報に持ち込めるわけだ。


これら2つの質問術を巧みに使い分けることによって、
営業の初期段階におけるヒアリング&プロファイリングは完成する。

質問を重視する営業マンは多いが、
多くの営業マンが、顧客に対して「尋問」をしてしまっている。

もしくは、
功を焦るあまりに、自由質問を使うところで限定質問を使ってしまう。
こんなふうに。
「仕事の中でどんな業務に時間を割かれていますか?メール対応業務ですか?」
前半で止めなきゃいけないのに・・・


こうして記事にするのは簡単だが、実際に利用するには相当な訓練を要する。


でも、身につければ最高級の武器になる。