クレディ・スイスが発表した2013年版の「グローバル・ウェルス・レポート(世界の富の報告書)」によれば、円安によって12年6月から13年6月までに日本で130万9000人の億万長者が「消えた」という。シンガポールの聯合早報が報じた。
グローバル・ウェルス・レポートでは、家計の純資産100万ドル以上を保有する人について億万長者と定義としている。同定義によれば、12年の億万長者は396万4000人だったが、わずか1年で265万5000人にまで減少した。
億万長者が「減少」した理由は円安の進行だ。130万9000人の億万長者が富を失ったという意味ではない。12年6月の平均ドル円レートは1ドル=79.3214円だったが、13年6月には1ドル=97.3311と約22.7%も円安が進行した。
グローバル・ウェルス・レポートの億万長者の定義はドル建ての資産によって計算するため、円の価値が低下したことで億万長者の数が見かけ上、減少したというわけだ。
円安によって日本の輸出企業は価格競争力を取り戻し、業績も改善を続けているが、一方で原油など燃料の輸入額が膨らんだことで貿易収支が17カ月連続で赤字になっている。(編集担当:村山健二)

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