こんばんは。

今日は朝に就活導入ガイダンスがあっただけで、特にすることがなく寮でゴロゴロしてました。

今現在、私の部屋はテレビやネット環境、家具がない状態です。

今月半ばには家から荷物が送られてきて環境は整いますが、それまでの間は実家から持ってきた教職関係の書籍を読むのが暇潰しになります。

今読んでいるのは北俊夫著『なぜ子どもに社会科を学ばせるのか』という名著です。

この本を簡単に説明すると、社会科は小学校3年生になってから学びますが、なぜ社会科を学ぶのか、どんなことを学ぶのかなどといった素朴な質問、疑問を子どもたちは教師に訴えます。

しかし教師自身、社会科を指導する意義を考えることがあまりなかった。

そこでこの本は起承転結の全4章で社会科を何故学ぶのか、社会科で何を学ばせるのかを読者に改めて考えさせる内容になっています。

自分はこの本のなかで印象的だったのは、1章何故子どもを教育させるのかに書かれていた公と私の関わりについてです。

公(パブリック)とは学校や学級といった社会で、私(プライベート)は個性や個人を表します。

「人それぞれに違いがあっていい」と私達はよく言うし、言われていることだと思います。

ところが、社会生活においては「みんな違ってんないい」場面だけでなく、みんなと同じようにすべきところがあります。

社会には共通に守るきまりやルールがあり、同じでなくてはならない。

現状、今の私達は公よりも私を重視する傾向があります。

例えば、役所や企業、お店や病院などに対する要望やクレームがそれをよく表しています。

何か問題が生じると、公(具体的には役所や学校)を責めたり訴えたりすることが多々あります。

しかし、それは一概には否定されるものではありませんし、このような主権者意識は育てていくべき課題でもあります。

ですが、「私」が善で、「公」が悪とするステレオタイプ的な受け止めや見方には問題があると思えます。

こうした中で、公私の健全なバランス感覚を養うべきだと自分は考えます。

さらに社会科の究極的な目的である善き公民を育てることの一つの目標でもあると思います。

このように長々と書いてまいりましたが、この本は教員養成だけの内容だけでなく、一般人向けにも書かれているので、気になった方は一度読んでみるといいかもしれません。

読む際には自分が受けてきた社会科の授業を思い出しながらのほうが理解がしやすくなります。

明日は専攻とコースのガイダンス、それが終わったらコースの新歓があります。

10時から10時間の長丁場なので頑張っていきたいと思います。

※写真は今日の夕食です。