復興支援の仕方 | ありきたりな日記。

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毎日・・・は書けません。
日常生活で感じたこと・・・を中心に日々、徒然なるままに。
時折、辛口になります。
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学生時代の4年間を仙台で過ごした事もあり、東北6県には友人知人がたくさんいます。


先般、名取市内に住んでいる親友のT君とようやく連絡が取れ状況を確認できたのですが・・・。彼は郵便局員。配達受け持ち地域の400名以上がお亡くなりになり、かなりのショックを受けていました。保険商品を販売していた事もあり、連絡が付かない方を探して避難所を廻ったり、様々な手続きを迅速にして差し上げたりと、彼の実践した行動に頭が下がりました。


同じく保険をご案内する私としても彼を改めてリスペクトしました。そんな状況ですが、その方々の無念を一心に受け止め前向きに進んでいく事がこれからの自分の役目だ、とも。二人で涙ながらの会話でした。


毎年1回、彼とは神栖市波崎で行われているサッカー、OVER30の大会に出場していました。仙台の友人たちが6~7名、私の東京方面の友人6~7名で1チームを組み、天然芝のグランドでのプレーと宴会をとても楽しみにしていたのです。


今年からはいよいよOVER40に参加する予定でしたが今回の災害でそれもままならなくなりました。その為、思い出の地でもある「波崎」に対しての復興支援を決めたのです。


サッカーを愛する仲間が集うアマチュアサッカーの聖地。ここも甚大な被害を受けています。自身で勝手に始めたランチ募金はここに寄付するか、支援Tシャツの購入費用に充てたいと思います。また、23、24日には波崎で行われる「スポーツマネジメント㈱」主催のOVER40の大会に参加する事にもしました。


微力ですが少しでもお金を落とすことにより、地元の方々に貢献したいのと、好きなサッカーをする事で誰かが喜んで下さるなら価値があると思ったからです。(現在若干名出場者を募っています!)


電話の最後で、T君に「何か送るよ、出来る事はするから言ってくれ」と話したら、彼の答えは・・・


「俺は大丈夫。それよりも釜石のK君も大変だろうから連絡してやってほしい」と。自分も大変な状況なのに、他人を気遣う優しさ。まさに東北人、日本人の鑑だと感動すら覚えました。K君も大学時代のサッカー仲間で今は釜石で行政の仕事をしています。T君との約束通り早速彼にも再度連絡をしました。


彼曰く、行政はどうしても画一的に支援しなければならない状況で「細かいけれども大事な事」に今は手が回らない、と。じゃあぜひ何か支援させてくれ、と強引に頼むと(遠慮するのは東北人特有です)、子供たちが喜ぶもの、遊べるもの、お年寄りも含めた大人が遊べるものがあれば・・・と言ってくれました。本当に一番欲しいのは洗濯機なのだそうですがそれは私にはさすがに難しい(笑)送るのが大変すぎるw


そこで個人的な繋がりかもしれませんが、自分の周りに存在する人から少しでも元気になってもらいたくて、ツイッター等でも声がけさせて頂き、ご協力を募る事にしたのです。企業や大きな団体がまとめてたくさんの支援をするのも大切ですが草の根的にそれらの足りない所を補填する支援も大切だと思います。


皆さまのご協力でお預かりしたものは責任を持って釜石のK君の元に届けます。お気持ちの一旦の受け取り場所も決まりましたし、そこから釜石への発送費用は私が負担します。もし、釜石へのご協力を頂けるならばご連絡を頂戴出来れば幸いです。


昨日来、早速ツイッター上での温かい支援サポートの連絡がいくつもありました。早くも実際に麻雀セットを持ってきて下さった方も・・・。一旦受け取り場所までの送料が掛ってしまいますが無理のない範囲で宜しくお願い致します。


心をひとつに。

ひとつ、ひとつ。



では。


中村篤次郎