自分でやり始めた企画・業務もやっと完了し、通常の業務に戻りました。残り半月が残された時間です。大事にせねば!
今日は名刺の話。
今まで何種類かの会社の名刺、そして肩書きを持ちました。若い頃は、度胸試しや営業力を付けようと思って自ら飛び込み営業をしたり、大きなビルの上から下までのテナントを全て訪問する、なんて事もしました。名刺を受取ってもらう事すら出来なかったり、目の前で破り捨てられた事も・・・。
名刺には「自分が何者か」という身分証明の要素もありますが、でも、幾らでも作れちゃいますからねえ。今時、印刷屋さんでなくとも、設置されている機械で簡単に作成できてしまいます。勝手に代表取締役とか、CEOとかね(笑)
取引先に受け取ってもらう場合、自己紹介をする場合は自身のアイデンティティー、分身でもあります。初めてお会いする人に名刺を渡す場合、頂く場合は、名刺の肩書きやその会社名がその人の一部を判断する材料になります。仕事を円滑に進める上で、役職(タイトル)・肩書きがあればそれに越した事はないのですが、仕事のできる相手先や相手、より高度な交渉・折衝を重ねる場合、名刺の肩書きは意味を成さない場合も多々ありますよね。部下は役職上位者を上手に使え、とよく言います。クレーム対応などの場合は肩書き自体が意味を持つ場合もありますしね。
社内の役職、肩書きって今まで殆ど気にした事はありませんでしたが、相手先によっては気にする会社・人がいるのもまた事実。肩書きで仕事するのではない、というのが本質ですが、ないよりあった方がいい場合も多いのでは、と思います。でも、結局はその本人に資質や実力が伴っていないと、すぐにメッキが剥がれてしまいますけど・・・。
役職が立派であれば、一般の人たちからはそれなりに見える場合もあります。むしろ、肩書きが威光になっていて周囲が思いこみをしてしまう場合も多いのでは。反面、肩書きが人を成長させる、という考え方も間違ってはいないと思います。30才を過ぎた頃、地方都市の営業所長を拝命しました。小さいながらも、自分で方針を決め、遂行し、責任を持つ。結果を出す。振り返る。責任者ともなると、自分が変わる以上に、周りが変わりました。環境やお会いする人たち、周りの見る目、がです。
会社を変わると、人の見る目も変わります。大手一流企業であれば、銀座で飲んでもツケが利くかもしれませんが、そうでなければ・・・。もっともツケの利くような店で飲んだ事ありませんけど(笑)
退職のお知らせをさせて頂く中、一番嬉しいのは「どこに行ってもお付き合いしていきましょう」と言って頂く事。そしてそれが実際に履行される時です。大抵の場合は、今までお疲れ様でした、という言葉(これも温かいし、有難い)が多いのですが、わざわざ個人アドレスを聞いて下さって、そちらにメールを下さったりすると、名刺ではなく自分の仕事をちゃんと見ていて下さったんだなあ、とか人間を評価してくれていたんだなあ・・・と本当に嬉しくなります。前任地を離れた際、上記のような話をして実際、今でもお付き合いをさせて頂いている方々がたくさんいます。
名刺からスタートする人間関係ですが、魂を込めた分だけ、培った信頼の分だけ濃厚に、深い人間関係が構築できます。
この先、どんな名刺を持つのか、いつ持つのか、はたして持てるのかどうか・・・。
不安が一杯の年末、新年を迎える事となりそうです。
では。