予定していた業務が雨のため中止になり、思わぬ形での休日。
楽しみにしていた人たちには申し訳ないのですが・・・ゆっくり休ませてもらいます。
さて、2、3日に渡って細切れで読んだ「サッカー批評」(双葉社)。
以前から、そのスタイルには共感していました。言いにくい事、書きにくい事も正面から捉えています。活字は(も)残りますから、切り込むことで次の仕事がやりづらくなる場合もあるかもしれない。デモ、そんな臭いものに蓋をしたい先はそのうちそっぽを向かれるでしょうから、ね。
今回の特集は「10年後も残るクラブ、消えるクラブ」
チームの戦術・クラブ経営・リーグ、サッカー界のあるべき姿・プレーヤー、と対象を拡げ、様々なライターの方々がそれぞれの切り口で書かれています。
ライターの方々が取材対象者に対し、良い言葉、私にとって共感できる言葉を引き出してくれたり、逆に危ないな、と感じさせてくれたり。思わず、久々にマーカーで色々な言葉にラインを引いちゃいました(笑)
竹田聡一郎氏取材の「水戸ホーリーホックの存在意義」
興味を惹かれたのは、自分が以前いた某クラブでも、そのチームから元J戦士を何人か獲得した事があったり、元スタッフに知り合いがいたり、現スタッフとSMCで絡みがあったり、何よりJリーグの将来構想委員会や準加盟を目指すにあたっていろいろとアドバイスを頂いた藤村さんが出向しているのを聞いていたから。その藤村さんの言葉を紡ぎながら記事は進んでいく。キャッチーな言葉「貧乏クラブ」。どのカテゴリーによるか、で貧乏かどうかは判断されるけど、Jクラブの中で唯一開幕前に合宿を行わなかった、というからそれはある意味正しい言葉なのだろう。
詳細はご一読いただくとして、全国でJ入りを目指すクラブはその厳しさ(特に昇格してからの)を知るには持ってこい、だと思う。上がれば何とかなる、では「絶対に」失敗する。一つ一つの積み重ね、住民や行政、協会との信頼関係の構築やブランディング戦略。水戸は現状を受け入れつつも、それを少しずつ変え、小さな波紋、うねりをより大きなものにしていこうと、本気で動き出した感がある。観客動員、スポンサー獲得、何よりも街の象徴。継続する事、熱い人を支える土壌、「本気」の人たちを増やす努力。思わず頷き、涙しそうになった藤村さんの言葉、
「先日、招待したのは170人でした。何万人という数字を扱っているクラブにとっては笑ってしまう数字だとしても、2000人、3000人という数字を相手にしている僕らにとっては、170という数字の上積みはかなり大きなものですから」(文中引用)チケットのばらまきをしない中での戦略を持った招待は今後のマーケティングや再アプローチには欠かせないデータになるでしょう。何より、クラブの大小は関係なく、観客は結局は個人ひとりひとり、なのです。「170」大切で重い数字だと思います。何よりクラブスタッフとファン、サポーターの想いが詰まった170です。
J2で200試合以上出場しているチームの柱のGK本間幸司選手の言葉も屈託なく、とても好感が持てました。
環境としてないものが多すぎて、あるもの探しをする方が手っ取り早い状況で色々な物を少しずつ積み重ねてきたクラブはその愛言葉、合い言葉「伸びしろ日本一」がよく似合う。
藤村さん、K君に心よりエールを送ります。
そのほかの記事でもまだ書きたい事もあるので、頑張ってシリーズにして感想を書きます。次は・・・湘南ベルマーレ左伴さんの話か、東京ヴェルディ再建への道か・・・
では。