昨年の話を。
クラブ立ち上げの為に選手を獲得せねばならず、昨年末Jリーグ主催のトライアウトに参加しました。
勿論スカウティングのため、です。12月の恐ろしく冷たい風が吹く大阪の長居スタジアムがその場所でした。
Jクラブのスカウトは名選手、有名選手の宝庫で様々な人が見に来ていました。
同行した越田人脈も素晴らしいもので、気後れせず臨めたのを覚えています。
めぼしい選手の動きをチェック、そして全体を俯瞰し、ゲーム後その選手にピッチまで降りて会いに行く。
その繰り返しでした。金沢のチーム、といっても全国的には無名ですし、ましてや地域リーグというのはJリーガーにとってはなるべくなら避けたいのが本音でしょう。今年からですからね、地域リーグに多くの選手が参入するようになったのは。
でもそこは誠意と熱意で口説くわけです。既にプーマさんがサプライヤーになってくれている事、本気で上を目指すこと、街の雰囲気や生活のし易さなど・・・。彼らにとってはまさに生活がかかっている訳です。こちらも真剣じゃなかったら失礼です。限られた予算の中では、ビッグネームは望むべくもありません。でも、少なくとも私自身は「最低でも」2~3年は一緒にプレーできる、という前提を基準にしたつもりです。そして、彼らの努力次第で新しいステージにステップアップできるように少しでも良い環境を、という思いで仕事をしてきました。
自身で努力した結果、上のカテゴリーからオファーが来れば喜んで送り出してあげたい。でも、そこで試合に出れなかったりするとまた同じ事の繰り返しになってしまう。選手はやっぱり試合に出てなんぼです。そこはクラブとして、大人としてしっかりアドバイスしてあげたい、と思っています。もしステップアップする選手がでてくれば、チームも注目されるし、選手も集まりやすくなる。
今年は様々なJクラブから選手を獲得しました。
これは戦略でした。各地区から獲得する事により、金沢の知名度は一気にメジャーになります。
Jクラブのスカウトも注目してくれれば、翌年度以降も多少仕事がやり易くなる。また「本気度」も判ってもらえる。
その結果、Jリーグ選手協会の冊子で特集され更に知名度がアップした訳です。当たり前ですが、今年の成績は全く満足できるものではありません。でも、何もなかった、スタートも遅かったチームの基盤が出来あがり、その上で来期には積み増しが出来ます。
今年もトライアウトには参加します。
さ~て次回は某選手との出会いなんかを書きましょうかね。
ハテ。