今日は高校生の頃に体験した、少し不思議な話をさせて頂きたいと思いますお茶砂時計


当時私は小遣い稼ぎと進研ゼミの受講料を払う為に、新聞配達のアルバイトをしておりましたメモ
ある朝、いつも通り、とある運送会社の社宅で配達をしておりますと、奇妙な事に気付いたのです。


建屋の端にある階段を駆け登ると、廊下の向こう、つまり反対側の階段前に誰かが立ってこちらを見ているんですね目
しかもどの階でも必ず。
服装や体格から見て、どうやら同一人物らしいのです。
で、私が配達しながら廊下を走って近づくと、すっと音もなく階段を上り始めるのです走る人
初めは同業者かと思いましたが、彼は何も持っていません。


そして確か3階だったと思いますが、常夜灯に照らされた彼の顔がはっきりと見えましたひらめき電球
魂消ましたね。
その顔は私のものだったからです注意
つまり、彼は私だったんです。
しばし呆然としておりましたが、当時フロイトやユングに傾倒していた私は、すぐにドッペルゲンガー現象の事を思い出しました本
自己像幻視とも呼ばれるこの現象は、青少年(特に男子)には珍しくなく、睡眠不足や過労時に起こり易いのです。
「何だ、幻覚か」という事で、構わず私は配達を続けました走る人
然し、すぐ上の階で、どうにも説明のつかぬものを見る事になってしまったのです。


階段を駆け上がると、また彼(私?)が私を見つめていました目
しかも一人ではなく、横には若い女性が立っていたのですトイレ
洗い立ての様に異常に黒く輝く長い髪に化粧気のない肌、中肉中背の身体を白いワンピースに包んでおります。
何よりも異様だったのはその表情でした。
初対面なのにまるで私を知っているかの如くジッと見つめるその目は、異常に大きく見開かれて瞬きひとつしません。
そして口角が異様に吊り上がり、口元だけは狂った笑みを浮かべているのです。
彼女からは、吹き付ける様な凄まじい悪意と憎悪を感じましたショック!
思わず後ずさったその瞬間、二人は忽然と消えてしまったのです。
疲労と睡眠不足が見せた気の迷い、と無理矢理自分を納得させて配達を続け、その日は帰りました自転車


で、夕飯の時に、何の気なしにその話をしてみたのですラーメン
例の女性の表情について話が及ぶと、何故か突然両親の顔色が変わりましたガーン
そして彼女の顔や身体の特徴について厳しく問いただすと、慌ただしく何処かへ電話をかけ始めたのですあせる
やがて、父から次の様な事を教えてもらいました。


両親が結婚した時に催された宴に、我々一族が懇意にしてもらっている太夫(半聖半俗の祈祷師で、いざなぎ流神道の太夫とは別者)が招待されていたらしいのですが、彼が父を部屋の隅に呼んでこんな事を言ったそうです。
「君に想いを寄せている女性が、嫉妬に狂って生き霊を送り込んで来とる。
彼女からオルゴールを貰っただろう。
持っていると必ず害を為す。
私に預けなさい。
そして奥さんと二人で明日私の家に来る様に」

父は仰天しました。
確かにその様な事はあったものの、他人様に聞かれて体面の良い話でもないから、母と二人だけの秘密にしており、それぞれの両親さえ知らぬ事だったからです。
見事に言い当てられて彼の法力を見せつけられた両親は、翌日彼の元を訪れて祓魔の儀式を受けました。
儀式は無事成功しましたが、帰り際にこう言われたそうです。
「今は上手く剥がす事が出来たが、生き霊は死霊より執念深い。
子供さんが出来たら、そちらに悪さをする事も考えられる。
その時は、すぐに知らせなさい」


もうお分かりでしょうが、私が見たあの女性こそが、その生き霊だったのです。
件の祈祷師の方はもう老齢で引退していたので、弟子筋の方が対処して下さいました。


先ず私の爪と髪、一人で写っている全身写真を送る様に言われ、すぐ大量の御札と護符が送られてきましたキラキラ
指示通りに玄関と全ての窓の上に御札を張って待機していますと、こちらが送った物が到着したと連絡がありました。
速達で送った甲斐があったというもの。
その翌日から一週間儀式を行うので、その間、私は家から一歩も外へ出てはならぬとの事。
学校と新聞店には体調不良という事にして、大人しく家で過ごしました家
指示通り肉と魚は避け、朝夕には護符を焼いた灰を酒に溶いて飲まされました。
やがて一週間が過ぎ、太夫の先生からも無事成功の一報が入りましたが、中々に手強かったそうです汗
女性の妄執の恐ろしさを思い知らされる出来事でしたねショック!
幸い、それからは一度も彼女を見ておりません。


私は基本的に霊や超能力等信じておりませんが、あの事だけは未だに上手く説明がつきません新月
憎悪に狂った彼女の不気味な笑みを忘れる事が出来ませんしょぼん
皆さんは何か不思議な体験をなさった事はありませんか!?
是非お聞かせ願いたいのですニコニコラブラブチョキ
宜しくお願い申し上げます
m(__)mo(^-^)o(^0^)/