数年前に読んだ本で「病気にならない生き方」という物があります
著者の新谷弘実氏は日米両国で30万例以上の内視鏡手術の実績を有する一流の消化器外科医で、故レーガン大統領や野村克也氏を初め、内外の多くの著名人からも絶大な信頼を寄せられている様です
それも手伝ってかこの本も第三弾まで出版され、全てベストセラーになりました
その為、読んだ事はなくとも書名だけは聞いた事があるという方や、書店で見かけた経験がある方も多い様です
氏は
「人類の理想の食事は元禄期の日本食である」
と述べ
「マーガリンほど身体に悪い脂分は無い」
とか
「食品添加物は胃腸を荒らす」
等の真っ当な主張や、大手食品メーカーの杜撰な商品製造開発への警告も書かれていて、斯界について知らない事が多かった私を驚倒させてくれました
然し、相当に奇妙奇天烈なトンデモ理論を並べていた事も事実です
曰く
「牛乳は全食品の中で最も消化が悪い」
「牛乳を飲むと身体からカルシウムが排出され、骨折し易くなる」
「ヨーグルトを初め乳製品は百害あって一利なし」
挙げ句の果てには
「白い食品は一つの例外もなく身体に悪い(精白米、白糖、乳製品等)」
等々
ここまで来ると最早オカルトか都市伝説の世界です

食生活についての様々な禁忌も書かれていましたが、酒は呑むな、煙草は吸うな、コーヒー飲むな茶も飲むな、肉は食うな魚も食うな、糖分摂るな塩摂るな(味噌汁は倍に薄めて二日に一回だけ)、白米食うな、乳製品は一切ダメ、牛乳など以っての外、脂分は一切使うな、飲んで良いのはミネラルウォーターだけ

こんな調子です
戦時中か

いや戦時中でも、こんな無茶苦茶な食生活等していなかったでしょう
志願者の三割以上が脱落するという厳しい戒律で知られる曹洞宗永平寺の修業僧ですら、これよりは数段恵まれた食生活を送っております
仮に氏の言う通りにしていれば、一月かからず栄養失調になってしまうに違いありません

我々は霞を食って生きる仙人ではないのです
それからは氏の著作には見向きもしなくなった事は言うまでもありません
事実、氏の理論は、その後多数の栄養士や医学関係者、農学関係者によって徹底的に論破され、科学的検証を欠いた何の根拠の無いトンデモ理論として破却されてしまいました
前述の様に正しい箇所も沢山あるだけに、余計に惜しいと言わざるを得ませんね

他にも、無学な私でさえ一読するだけで明らかにおかしいと思った箇所がありました。
上記させて頂いた様な栄養学論的な部分ではなかった為、後に俎上に上げて論破される事もなかった記述です
それは
「電子レンジで調理された物は身体に悪いのではないか?」
という部分です
氏によると、コンロで沸騰させた後に冷ました水と、電子レンジで沸騰させた後に冷ました水を、それぞれ別々に植物に与える比較実験をした所、電子レンジで沸騰させた後に冷ました水を与えた植物だけが枯れてしまったと言うのです
然し、私はこれだけでは納得出来ませんでした。
そこには現象が書かれているだけで、科学的説明が皆無であったからです
そもそも加熱とは、物体にエネルギーを加えて物質中の分子の振動を激化させる行為であり、それに用いられるエネルギーが単なる熱エネルギーであろうが電子レンジが発生させる電磁波エネルギーであろうが関係ありません
食事の為に使用される程度の電磁波エネルギーによって、物質が分子レベルで瓦解変成する等という事は理論上有り得ませんし、事実誰も証明した事が無いのです
氏もこれには絶対の確信が持てなかった様で、断定口調で書いている他の部分と比べて、この章は明らかに遠慮がちで、分量も少なめでした
氏は実験結果について、その理由を加熱時間の不自然な短縮によるものではないかと推測していた様ですが、自然界全体から見れば食べ物を加熱するのは人間だけであり、加熱という行為自体がとんでもなく不自然なのです
大体、加熱時間の不自然な短縮という尺度で見れば、瞬間湯沸かし器の方が余程不自然なのですが、それについての言及がなかった事にも落胆致しました
所が後日、私自身が実験によってこの記述の正しさを思い知る事になったのです
それから一年後くらいだったかと記憶しておりますが、やはり書店でその類の本を見かけたのです。
著者はアメリカの医師で、その本ははやベストセラーとなり、平積みされていたので興味を惹かれ、立ち読みしておりました
すると新谷氏の著書と同じく、電子レンジについて触れた章があり、読んでみると全く同じ事が書かれていたのです。
気になった私は実験する事にしました
友人から貰ってベランダに置いていた鉢植えに、それぞれ電子レンジ、コンロ、瞬間湯沸かし器を使って加熱した後に冷ました水を与えてみたのです
すると本の記述通り、電子レンジを使った水を与えた鉢植えだけが枯れ始めました
更なる比較実験を行う為に一旦中断し、組み合わせを変えても同じ結果が起こったのです
これは一体どういう事なのか

両方の著者ともに
「理由については確実な事は判らない」
と言っていましたし、だからこそ私もその時までは信じていなかったのですが、目の前に現実を突き付けられれば認めざるを得ません
それ以来、私は極力電子レンジの使用を避ける様になりました
世の中には、まだまだ判らない事が沢山あるものです
さて、皆さんは頻繁に電子レンジを使用されますか
また、トンデモ本に出会った経験はございませんか
是非教えて頂きたいのです


宜しくお願い申し上げます
m(__)mo(^-^)o(^0^)/

著者の新谷弘実氏は日米両国で30万例以上の内視鏡手術の実績を有する一流の消化器外科医で、故レーガン大統領や野村克也氏を初め、内外の多くの著名人からも絶大な信頼を寄せられている様です

それも手伝ってかこの本も第三弾まで出版され、全てベストセラーになりました

その為、読んだ事はなくとも書名だけは聞いた事があるという方や、書店で見かけた経験がある方も多い様です

氏は
「人類の理想の食事は元禄期の日本食である」
と述べ
「マーガリンほど身体に悪い脂分は無い」
とか
「食品添加物は胃腸を荒らす」
等の真っ当な主張や、大手食品メーカーの杜撰な商品製造開発への警告も書かれていて、斯界について知らない事が多かった私を驚倒させてくれました

然し、相当に奇妙奇天烈なトンデモ理論を並べていた事も事実です

曰く
「牛乳は全食品の中で最も消化が悪い」
「牛乳を飲むと身体からカルシウムが排出され、骨折し易くなる」
「ヨーグルトを初め乳製品は百害あって一利なし」
挙げ句の果てには
「白い食品は一つの例外もなく身体に悪い(精白米、白糖、乳製品等)」
等々

ここまで来ると最早オカルトか都市伝説の世界です


食生活についての様々な禁忌も書かれていましたが、酒は呑むな、煙草は吸うな、コーヒー飲むな茶も飲むな、肉は食うな魚も食うな、糖分摂るな塩摂るな(味噌汁は倍に薄めて二日に一回だけ)、白米食うな、乳製品は一切ダメ、牛乳など以っての外、脂分は一切使うな、飲んで良いのはミネラルウォーターだけ


こんな調子です

戦時中か


いや戦時中でも、こんな無茶苦茶な食生活等していなかったでしょう

志願者の三割以上が脱落するという厳しい戒律で知られる曹洞宗永平寺の修業僧ですら、これよりは数段恵まれた食生活を送っております

仮に氏の言う通りにしていれば、一月かからず栄養失調になってしまうに違いありません


我々は霞を食って生きる仙人ではないのです

それからは氏の著作には見向きもしなくなった事は言うまでもありません

事実、氏の理論は、その後多数の栄養士や医学関係者、農学関係者によって徹底的に論破され、科学的検証を欠いた何の根拠の無いトンデモ理論として破却されてしまいました

前述の様に正しい箇所も沢山あるだけに、余計に惜しいと言わざるを得ませんね


他にも、無学な私でさえ一読するだけで明らかにおかしいと思った箇所がありました。
上記させて頂いた様な栄養学論的な部分ではなかった為、後に俎上に上げて論破される事もなかった記述です

それは
「電子レンジで調理された物は身体に悪いのではないか?」
という部分です

氏によると、コンロで沸騰させた後に冷ました水と、電子レンジで沸騰させた後に冷ました水を、それぞれ別々に植物に与える比較実験をした所、電子レンジで沸騰させた後に冷ました水を与えた植物だけが枯れてしまったと言うのです

然し、私はこれだけでは納得出来ませんでした。
そこには現象が書かれているだけで、科学的説明が皆無であったからです

そもそも加熱とは、物体にエネルギーを加えて物質中の分子の振動を激化させる行為であり、それに用いられるエネルギーが単なる熱エネルギーであろうが電子レンジが発生させる電磁波エネルギーであろうが関係ありません

食事の為に使用される程度の電磁波エネルギーによって、物質が分子レベルで瓦解変成する等という事は理論上有り得ませんし、事実誰も証明した事が無いのです

氏もこれには絶対の確信が持てなかった様で、断定口調で書いている他の部分と比べて、この章は明らかに遠慮がちで、分量も少なめでした

氏は実験結果について、その理由を加熱時間の不自然な短縮によるものではないかと推測していた様ですが、自然界全体から見れば食べ物を加熱するのは人間だけであり、加熱という行為自体がとんでもなく不自然なのです

大体、加熱時間の不自然な短縮という尺度で見れば、瞬間湯沸かし器の方が余程不自然なのですが、それについての言及がなかった事にも落胆致しました

所が後日、私自身が実験によってこの記述の正しさを思い知る事になったのです

それから一年後くらいだったかと記憶しておりますが、やはり書店でその類の本を見かけたのです。
著者はアメリカの医師で、その本ははやベストセラーとなり、平積みされていたので興味を惹かれ、立ち読みしておりました

すると新谷氏の著書と同じく、電子レンジについて触れた章があり、読んでみると全く同じ事が書かれていたのです。
気になった私は実験する事にしました

友人から貰ってベランダに置いていた鉢植えに、それぞれ電子レンジ、コンロ、瞬間湯沸かし器を使って加熱した後に冷ました水を与えてみたのです

すると本の記述通り、電子レンジを使った水を与えた鉢植えだけが枯れ始めました

更なる比較実験を行う為に一旦中断し、組み合わせを変えても同じ結果が起こったのです

これは一体どういう事なのか


両方の著者ともに
「理由については確実な事は判らない」
と言っていましたし、だからこそ私もその時までは信じていなかったのですが、目の前に現実を突き付けられれば認めざるを得ません

それ以来、私は極力電子レンジの使用を避ける様になりました

世の中には、まだまだ判らない事が沢山あるものです

さて、皆さんは頻繁に電子レンジを使用されますか

また、トンデモ本に出会った経験はございませんか

是非教えて頂きたいのです



宜しくお願い申し上げます
m(__)mo(^-^)o(^0^)/