男であれば、一時期必ずと言って良い程嵌まるものの一つに任侠映画があります

女性の方でもレンタルされた経験がおありではないでしょうか
昨日レンタル店で借りて来た作品を観終わり、ふと書かせて頂きたくなりました
私の場合、任侠物は、若い頃から観ておりましたが、「仁義なき戦い」シリーズや高倉健氏主演の作品は、どうもしっくり来ませんでした
「仁義なき戦い」は深作欣司監督のハンディカメラを用いた斬新な映像と暴力描写は素晴らしかったものの、金と慾に塗れた人間の醜さをあまりにも正直に描き過ぎている為、任侠物に求められる男の美学やロマンと言ったものが殆ど表面に出て来ず、カタルシスを味わえないままに終わってしまいました
高倉健氏主演の数々の作品は「仁義なき戦い」とは全く逆で、あまりにも綺麗事に走り過ぎてしまっていて、観ている途中から違和感を禁じ得なかったのです
そんな中、松方弘樹氏主演の「最後の博徒」に出会った私は、そのバランスの取れた面白さに熱中致しました
戦後任侠界の巨人の一人である波谷守之氏をモデルにしたこの作品は、綺麗事に偏り過ぎる事もなく、アクションも満載、然してヤクザの仁義を丁寧に描いた逸品であったからです
それから暫くは、松方弘樹氏主演の作品を片っ端からレンタルしては、貪る様に観たものでした
まだDVD等なく、ビデオもVHSとベータの両方があった時代です
様々な松方作品の中でも、特に「脱獄広島殺人囚」「北陸代理戦争」「修羅の群れ」は素晴らしく、今でも強く印象に残っています
所がある日、店の棚に見慣れない作品を見つけた私は、思わずそれを手に取ってみました。
ラベルには、他の作品の様に色鮮やかな彫り物をした主人公が写っている訳でもなく、サングラスをかけた一人の男が、やや上を向いて所在なげに煙草を吹かしているだけ、しかもモノクロ写真です
タイトルは、これまたシンプルで「竜二」と書かれてあります。
逆に興味を惹かれた私は、その作品をレンタルして帰宅致しました
観て驚きました
任侠物の棚に置かれていたものの、作品の内容は任侠映画とはかけ離れたものだったからです
然し、それは良い意味の裏切りでした。
確かに主人公はヤクザですが、組織の抗争等は一切描かれません。
家族との関係等を通して見た、一人の男の生き様の物語で、そこには人間の持つ業や葛藤、無償の愛の美しさ等が存分に詰め込まれていました
初めてそれを観てから25年程が経ちますが、あの様な任侠映画を目にした事は唯の一度もありません
この「竜二」は、1983年に金子正次氏の原案・脚本・主演によって、完全な自主制作映画として完成されました。
今で言う所のインディーズ作品だった訳です。
所が一部ファンと関係者に熱狂的に支持され、湯布院映画祭への出品をきっかけに全国公開されて大ヒットを記録しました

尚、金子氏は映画公開期間中の11月6日に、33歳の若さで胃癌により死去されました
松田優作氏を初め、多くの仲間に看取られた安らかな死であったそうです
2002年には高橋克典氏主演でリメイクされましたが、私に言わせればオリジナルには遠く及びません
高橋氏が至らないのではなく、あの狂気に満ちた演技を見せた金子氏が天才であったというべきでしょう
その懐かしい名作がDVD化されてレンタル店に並んでいるのを見つけ、矢も盾も堪らずレンタルして来た次第です
この「竜二」は、是非皆さんにも御覧頂きたい作品です
絶対に損はさせません
前述の通り、内容は純文学にも通じる人間ドラマですから、任侠物が苦手な方でも十分楽しめます

レンタル店に行かれた折に任侠物のコーナーで探してみて下さい
制作年度が古いので、新作料金を取られる事もありません
必ずや楽しく有意義な92分を過ごす事が出来るでしょう
保証します
さて、皆さんの中に、既に「竜二」を御覧になった方はおられますか
また、今まで御覧になった任侠映画の中で、一番印象に残った作品はどれですか
是非教えて頂きたいものです


最後に
おニャンコクラブのメンバーよ
缶コーヒーのCMに出て来て気色悪い歌を歌うんじゃない
40を過ぎて何が
「セーラー服を脱がさないで
」
だ
気でも狂ったか
あのCMは放送事故だぞ
お前らは「舟唄」でも歌ってりゃいいんだよ




女性の方でもレンタルされた経験がおありではないでしょうか

昨日レンタル店で借りて来た作品を観終わり、ふと書かせて頂きたくなりました

私の場合、任侠物は、若い頃から観ておりましたが、「仁義なき戦い」シリーズや高倉健氏主演の作品は、どうもしっくり来ませんでした

「仁義なき戦い」は深作欣司監督のハンディカメラを用いた斬新な映像と暴力描写は素晴らしかったものの、金と慾に塗れた人間の醜さをあまりにも正直に描き過ぎている為、任侠物に求められる男の美学やロマンと言ったものが殆ど表面に出て来ず、カタルシスを味わえないままに終わってしまいました

高倉健氏主演の数々の作品は「仁義なき戦い」とは全く逆で、あまりにも綺麗事に走り過ぎてしまっていて、観ている途中から違和感を禁じ得なかったのです

そんな中、松方弘樹氏主演の「最後の博徒」に出会った私は、そのバランスの取れた面白さに熱中致しました

戦後任侠界の巨人の一人である波谷守之氏をモデルにしたこの作品は、綺麗事に偏り過ぎる事もなく、アクションも満載、然してヤクザの仁義を丁寧に描いた逸品であったからです

それから暫くは、松方弘樹氏主演の作品を片っ端からレンタルしては、貪る様に観たものでした

まだDVD等なく、ビデオもVHSとベータの両方があった時代です

様々な松方作品の中でも、特に「脱獄広島殺人囚」「北陸代理戦争」「修羅の群れ」は素晴らしく、今でも強く印象に残っています

所がある日、店の棚に見慣れない作品を見つけた私は、思わずそれを手に取ってみました。
ラベルには、他の作品の様に色鮮やかな彫り物をした主人公が写っている訳でもなく、サングラスをかけた一人の男が、やや上を向いて所在なげに煙草を吹かしているだけ、しかもモノクロ写真です

タイトルは、これまたシンプルで「竜二」と書かれてあります。
逆に興味を惹かれた私は、その作品をレンタルして帰宅致しました

観て驚きました

任侠物の棚に置かれていたものの、作品の内容は任侠映画とはかけ離れたものだったからです

然し、それは良い意味の裏切りでした。
確かに主人公はヤクザですが、組織の抗争等は一切描かれません。
家族との関係等を通して見た、一人の男の生き様の物語で、そこには人間の持つ業や葛藤、無償の愛の美しさ等が存分に詰め込まれていました

初めてそれを観てから25年程が経ちますが、あの様な任侠映画を目にした事は唯の一度もありません

この「竜二」は、1983年に金子正次氏の原案・脚本・主演によって、完全な自主制作映画として完成されました。
今で言う所のインディーズ作品だった訳です。
所が一部ファンと関係者に熱狂的に支持され、湯布院映画祭への出品をきっかけに全国公開されて大ヒットを記録しました


尚、金子氏は映画公開期間中の11月6日に、33歳の若さで胃癌により死去されました

松田優作氏を初め、多くの仲間に看取られた安らかな死であったそうです

2002年には高橋克典氏主演でリメイクされましたが、私に言わせればオリジナルには遠く及びません

高橋氏が至らないのではなく、あの狂気に満ちた演技を見せた金子氏が天才であったというべきでしょう

その懐かしい名作がDVD化されてレンタル店に並んでいるのを見つけ、矢も盾も堪らずレンタルして来た次第です

この「竜二」は、是非皆さんにも御覧頂きたい作品です

絶対に損はさせません

前述の通り、内容は純文学にも通じる人間ドラマですから、任侠物が苦手な方でも十分楽しめます


レンタル店に行かれた折に任侠物のコーナーで探してみて下さい

制作年度が古いので、新作料金を取られる事もありません

必ずや楽しく有意義な92分を過ごす事が出来るでしょう

保証します

さて、皆さんの中に、既に「竜二」を御覧になった方はおられますか

また、今まで御覧になった任侠映画の中で、一番印象に残った作品はどれですか

是非教えて頂きたいものです



最後に
おニャンコクラブのメンバーよ

缶コーヒーのCMに出て来て気色悪い歌を歌うんじゃない

40を過ぎて何が
「セーラー服を脱がさないで
」だ

気でも狂ったか

あのCMは放送事故だぞ

お前らは「舟唄」でも歌ってりゃいいんだよ


