今日は思い切り短く、簡単に行かせて頂きます
私の高校時代の話です
その高校にはOという体育教師が勤務しておりましたが、何しろこの男、完全に狂っているのです
異常な程短気で、我々生徒の挨拶の仕方が気に入らないとか、贔屓の野球球団が負けたのは、お前らの日頃の行いが悪いからだ等の無茶苦茶な理屈で殴り掛かって来るのです
完全に狂犬であって、我々も彼には人間の論理は通じないと諦めておりました
唯一の彼の弱点と言えば、大酒飲みの為、学校では頻繁にトイレに行っていた事だけです
そこに運が味方したのです。
ある休憩時間にトイレに行くと、Oが我々を掻き分ける様にして大の方に入って行きました
その時の彼の鬼気迫る表情といったら


間もなくそこからは、フルオーケストラもかくやといった重低音の排泄音と共に、悪魔の吐息かと思われる様な芳香が漂い始めました
そして中からは
「う、う~ん!う~~~ん!……はぁはぁ……う~~んんっっ!!!」
という何とも情けないOの気張り声が聞こえて来たのです

勿論我々全員大爆笑です


その出来事があってからはOの威厳は一気に失墜しました
その出来事はその日の内に全校に知れ渡ってしまいましたから、彼は身の置き所もありません
グラウンドで何を言っても、誰かが「う~~ん!」と彼の気張り声の真似をし始めたらもう終わりです
また、体育教師の常として、彼は保健の授業も担当していたのですが、そこでも悲劇が待ち受けていました
彼の口癖は「~であるからして」というものだったのですが、それに引っかけて「トイレであるからして」と言われ始め、終いにはそれが略されて「トイから」になり、それが彼のあだ名になってしまったのです


我々の入学当時は「歩く核兵器」「呼吸する火薬庫」と呼ばれていた男の、聞くも涙、語るも涙のお話でした


私の高校時代の話です

その高校にはOという体育教師が勤務しておりましたが、何しろこの男、完全に狂っているのです

異常な程短気で、我々生徒の挨拶の仕方が気に入らないとか、贔屓の野球球団が負けたのは、お前らの日頃の行いが悪いからだ等の無茶苦茶な理屈で殴り掛かって来るのです

完全に狂犬であって、我々も彼には人間の論理は通じないと諦めておりました

唯一の彼の弱点と言えば、大酒飲みの為、学校では頻繁にトイレに行っていた事だけです

そこに運が味方したのです。
ある休憩時間にトイレに行くと、Oが我々を掻き分ける様にして大の方に入って行きました

その時の彼の鬼気迫る表情といったら



間もなくそこからは、フルオーケストラもかくやといった重低音の排泄音と共に、悪魔の吐息かと思われる様な芳香が漂い始めました

そして中からは
「う、う~ん!う~~~ん!……はぁはぁ……う~~んんっっ!!!」
という何とも情けないOの気張り声が聞こえて来たのです


勿論我々全員大爆笑です



その出来事があってからはOの威厳は一気に失墜しました

その出来事はその日の内に全校に知れ渡ってしまいましたから、彼は身の置き所もありません

グラウンドで何を言っても、誰かが「う~~ん!」と彼の気張り声の真似をし始めたらもう終わりです

また、体育教師の常として、彼は保健の授業も担当していたのですが、そこでも悲劇が待ち受けていました

彼の口癖は「~であるからして」というものだったのですが、それに引っかけて「トイレであるからして」と言われ始め、終いにはそれが略されて「トイから」になり、それが彼のあだ名になってしまったのです



我々の入学当時は「歩く核兵器」「呼吸する火薬庫」と呼ばれていた男の、聞くも涙、語るも涙のお話でした

