では昨日の続きを再録させて頂きますメモ
これは昨年10月20日付の記事です砂時計
尚、冒頭部分の「おことわり」は、初出当時にお寄せ頂いたコメントに対してのものです。
ではごゆっくりとお楽しみ下さいニコニコショック!




昨日は沢山のコメントを頂き、読者登録までなさって下さった方もいらっしゃって、真に有難うございました音符


皆さんのコメントを拝見すると、呪殺法の所に興味を抱かれた方が多い様です。
太夫が呪殺法を身につけるのは、呪いをかけられて困っている依頼者を救う為に、敵の手の内を知る必要に迫られての事です。
彼等自身が、その邪法を用いる事は絶対にありません。
例えて言えば、盗犯係の刑事は、職務から得た経験を活かせば、空き巣狙い等簡単にやってのけるでしょうが、実際にそんな事をやる者はいません。
いずれ必ず捕まって、大きな代償を払わねばならないという事を知っているからです。
それと同じだと考えて下さいね。
また、私の、その村での経験は、40年近く昔の事で、今でもその様な儀式が行われているかどうかは、判らないというのが正直な所です。
昨日の繰り返しになりますが、土御門神道といざなぎ流は、決して危険でもなければ邪教でもありません。
映画「安倍晴明」の題材ともなり、その後もメディアから様々に取り上げられているのを、御覧になった方も多いでしょう。
土御門神道については、かつてのブームから、多くの書籍が出版されていますので、興味をお持ちの方は一度御覧になってみて下さい本


さて、前置きが長くなってしまいましたが、いよいよ昨日記事の続編を語らせて頂きますニコニコ


昨日書いた出来事があってからニ~三年後だったと記憶していますが、叔父夫婦に念願の子供が誕生しましたラブラブ
親戚一同大喜び、何かと理由をつけては叔父夫婦の家になだれ込んで、連日飲めや歌えの大宴会だったそうですビールお酒カクテルグラス
我々子供達も、その知らせを聞いた時は躍り上がって喜びましたドキドキ
新たな従兄弟の誕生は、子供にとっても一大イベントです。
送られて来たその男の子の写真を見ながら、彼に対面出来る夏休みを心待ちにしたものでした音符


夏休みになり、帰省すると我々はすぐ叔父夫婦の家に招かれ、新しい従兄弟と対面する事が出来ました。
叔父によく似た、鼻筋の通った可愛い赤ん坊を時間も忘れて抱き、あやし、語りかけたのを、よく覚えていますラブラブ!ニコニコ
その年の夏休みは叔母に抱かれて眠ったりぐずったりだけだった彼も、翌年には早くも駆け回る様になっており、皆を驚かせたものですニコニコアップ
更にその翌年には、完全ではないながらも言葉を話し、我々とコミュニケーションをとれるまでになっていましたニコニコニコニコ
我々親戚の子供達にとっては、格好の遊び相手ですヒヨコキラキラ
私は、その場の親戚の子供達の中では年長だった為か、彼の世話係の役目も期待されていましたガーン
自分なりに下の子供達を監督し、幼い彼を守り、子供社会でのルールというものを教え込んだつもりですガーン
そのせいか、彼も誰よりも私になついてくれましたニコニコ
「お兄ちゃん、お兄ちゃん」
と慕って来る彼の事を、私も本当に愛おしく思ったものです音符ニコニコ
所が、その頃から、彼がいる場所で、奇妙な事が起こり始めたのです。


ある日、夜中にトイレに起きた私は、丁度トイレから出て来た彼と廊下で出くわしたのです。
歩くというより、滑って来る様な、妙に不自然な移動の仕方でした。
私は彼に
「えらいね、一人でおトイレ行けたんだ。
でも、夜に行く時は、誰かと一緒に行くんだよ」
と声をかけました。
彼は早くにおむつがとれて、トイレも一人で使える様になっていましたが、祖父母宅のトイレは汲み取り式で、夜中に幼児が一人で使うのは危険だと思われたからです。
彼は私に
「うん、平気」
と答えて、寝室に戻って行きました。
私もさほど気にも留めず、用を足して再び眠りにつきました。
所が翌朝になると、彼と叔父夫婦の姿が見当たりません。
母によると、彼は我々子供達と一緒に寝入った後に頭痛を訴えて起きだし、高熱があった為、叔父夫婦がすぐにかかりつけの病院に連れて行ったそうです。
私が彼と廊下で会った時間には、彼はとっくに病院に着いていた筈だと、母は断言しました。
他の親戚の子供達に聞いても、昨夜トイレに起きた者は誰もいなかったのです。
では、私が廊下で出くわした彼は、一体誰だったのでしょうか?しょぼんダウン


またある時、昼寝をしている彼の横で、妹や他の女の子達が子供特有のとりとめもない話に興じていた時の事です。
それまで寝ていた彼が突然目を開き、日頃の可愛い声とは似ても似つかぬ野太い声で
「お前ら子供は呑気なもんだな」
と言ったのですショック!
声の変化は勿論の事ですが、その内容は到底三歳そこそこの幼児が思いつけるものではありませんショック!
驚く我々を尻目に、彼はまた寝入ってしまいました。
夕食前に起きて来た彼に、私は、さっき自分が言った事を覚えているか、と尋ねてみましたが、全く覚えていないどころか、その意味さえ理解出来ない様でした。
私はまだその頃は、この事を大人達に知らせるべきではないと考え、下の子供達をも言いくるめて、自分の胸にしまっておりました。


所が奇妙な現象は、とうとう大人達のいる前でも起こり始めましたショック!
ある時彼が、私の妹を指差し
「犬がいる!犬がいる!
犬こわい!犬こわい!」
と大声で泣き叫び始めたのですビックリマーク
一向に泣きやまない彼を落ち着かせる為に、叔父夫婦は大変苦労した様でした。
然し、私と父は別の意味で自分の感情を押し殺すのに苦労していました。
と言うのは、私と父は、彼の言葉に、明らかに身に覚えがあったのです。
前年の冬、ある日曜日の午後に父と私と妹の三人は、近くの公園に散歩に来ていました。
その時、妹に、近くの野犬が襲い掛かったのです。
父は拳の一撃で野犬を殺し、怒りに任せてその死体を近くの川に投げ込んでしまいました。
父は思い切って、叔父夫婦にその事を話しました。
そして叔父からも驚くべき事を聞かされたのです。
彼は叔父に対して
「びちょびちょの犬がいる!びちょびちょの犬がいる!」
と泣きながら繰り返していたそうですショック!


そして遂に、決定的とも言える事が起こってしまいましたショック!
祖父母始め親戚一同で、氏神様にお参りに行った時の事です。
その中には小さなお寺があり、不動明王が本尊として奉られてありました。
私と手を繋いでいた彼は、その寺の前に来ると、急に尻込みし始めたのです。
様子がおかしいと感じた私は、すぐ両親と叔父夫婦に助けを求めましたが、大人四人掛かりでも、彼を一向に落ち着かせる事が出来ません。
その時、彼の
「いや!」
という絶叫と共に、奥にあった不動明王の掛け軸が一気に巻き上がり、大きな音を立てて外れ落ちましたショック!ダウン


その夜、私は大人達の前で全てを話しました。
誰も馬鹿にしたり、遮ったりもせず真剣に聞き入っていました。
泣いている叔母を母が懸命に慰め、叔父が沈痛な顔をしていた事をよく覚えていますしょぼんしょぼん


翌朝、叔父は自身の奉職する神社へ彼を連れて行き、二日間戻って来ませんでした。
三日目に戻って来た二人を見た時は、安堵の余り号泣してしまったものです。
それ以降、奇妙な現象は全く起こらなくなったのは、言うまでもありませんグッド!


後に彼に会った時に聞いてみると、その当時の記憶だけが完全に欠落しているそうです。
彼はずば抜けて記憶力が良く、二歳の頃の記憶も残っているというのに、三歳を過ぎた、その事件があった丁度その当時の記憶だけが、すっぽりと抜け落ちているという事でした。


彼は父親と同じ神官の道には進まず、福岡でサラリーマンをしていますメモ
結婚し子供にも恵まれ、幸福な生活を送っている様ですニコニコニコニコ


最後に


かくり世の者達よビックリマーク
現世に未練を残すんじゃないビックリマーク
そんな下世話な事は、煩悩だらけの俺様に任せておけ!!
人混みに流されて、変わって行く私を、あなたは時々遠くで叱って!!ドンッパンチ!

途中で何かの歌詞に変わったと思った、そこのあなた!
断言しましょう、それはあなたの勘違いです!(笑)走る人走る人走る人走る人ニコニコニコニコニコニコニコニコ