演劇の本場、ロンドン。




街をあるいていると、至るところで劇場に出会います。




将軍の徒然手記




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ロングランされている有名な舞台から、シェイクスピアの古劇や最新のものまで。



ここに来たからには、やっぱり何か観てみたい!


そんな中で僕が足を運んだのは、これ。




将軍の徒然手記



『ライオンキング』



日本でも公演されている舞台だけど、これを選んだのには理由があって…




昔の知人に、日本の劇団四季のライオンキングにヴォーカリストとして出演されてい

た方がいました。


知り合った時にはすでに退団されていたのですが、その人はその後、他薦で本場ロ

ンドンのライオンキングのオーディションを受けに行き、アジア人としては唯一際異臭

選考にまで残られたのですが、惜しくも落選してしまいました。



帰ってきてから聞いたお話の中で、言っていた事。



アジア人と欧米人とのどうしても埋められない骨格の壁。

そこからくる動きのダイナミックさと、声量の違いを明確に感じた… と。



その言葉が僕の中にずっと残っていて、ロンドンに来たら是非観てみたい!と思っ

ていました。



まだ日本でも観たことなかったので、比較は出来ないけど、何か感じられればいい

なって。



これだけたくさんある舞台の中でも、人気も一入。


ディスカウントショップでも、唯一割引されずに売られているライオンキングのチケッ

ト。




心弾ませて、劇場へ向かいました。





将軍の徒然手記


やはり、すごい人の数。



どこかぎこちなく席について、幕が上がるのを待ちます。




ドゥンベのリズムと同時に始まった舞台。


スタートと同時に登場する、数々の動物にふんした役者たち。



その動きのひとつひとつが、まるで生きた本物の野生動物がそこにいるかのような

動きに、一瞬でその世界観に引き込まれました。


アフリカンテイストがベースの衣装。

そのデザインや色使いも、この舞台の見所のひとつ。

役者ひとりひとりの存在に、芸術を感じさせてくれます。



演出も素晴らしい。

ライティングの色やその変化。

幕間や役者の掃け際にも、違和感や不快感を全く感じない。



それと、たぶん日本の舞台との絶対的な違いの1つだろうこと。

出演者の7~8割が黒人の役者。

それが、ライオンキングの舞台設定に限りなくマッチしていて、演出を高みへを押し上げる要因の1つだと感じました。



主要キャストもさることながら、脇役である草や木の役の出演者達も、その動きひと

つにプロフェッショナルの魂が見られました。


もし将来自分の子供が、文化祭などで木の役になったと嘆く時がきたら、この舞台を

観に連れていってあげたいと思う。


「何でも本気で打ち込んで、それを極めればカッコいいものなんだよ」


って言ってあげたいな。



休憩を挟んで、あっという間の2時間40分。


終わっても、すぐには立ち上がれないような余韻に包まれて、途中、涙が頬を伝って

いたことにも気付かない程、集中してその世界に入り込んでしまっていました。




この旅で出会ったいくつもの感動。


かたちは違えど、間違いなくその中の1つに数えられる。



今日1日だけでもロンドンに来て良かったと思えるような、そんな素敵な時間でした。





舞台中はさすがに憚られたので少なくなってしまった写真の変わりに、ロンドンの

夜景を。



将軍の徒然手記


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