プルトンロケットが爆発した瞬間、結城丈二は真っ白な空間にいた。
「ようこそ、仮面の騎士よ。」
突然現れたその男は、外国人のようだった。
黒いマントのしたから中世貴族風の、ひどく時代がかった服装が覗いている。
身構える丈二をその男は手で制し、続けた。
「これは失礼、私はDr.ヴェルダン、またの名をサンジェルマン伯爵。
だが人は私を"時の自由人”と呼ぶ。」
「・・・・・。」
「仮面の騎士よ、君と私は共通の"敵"と闘っている。
そこで仮面の騎士よ、私に力を貸してもらいたい。
その代わり私も君に、この"超科学力"を貸し与えよう。」
時空を超えることが可能な"時の列車"。
進行スピードに合わせて前方に枕木とレールを物体化させていく『物質生成照射装置』により生成されたデンメタル製のレールの上を、最高時速1,010kmで走行することができる。
「私達の"敵"は様々な名前で呼ばれている。
ショッカー、デストロン、シャイン、幻魔、etc,etc..
別の時間軸で君は9人の仲間と出会い、その"敵"を撃退した。
また別の時間軸では10人の仲間とであった。
そしてこの時間軸で君は、その9人ないし10人とは別の、更に多くの仲間を得ることになるだろう。」
そう言ってDr.ヴェルダンは、上空に飛来した"白鯨"の中に吸い込まれるように"搭乗”し、去っていった。
「いざ行かん、蟷螂の斧振りかざし。
更なる鉄の風車に向かいて!」
