サダヲに会う約束をしてくれたKちゃん。
「久しぶりに３人で飲もう！」
ということになったのです。
居酒屋だと計画がうまくいかないと
思った私は当日「カラオケに行こうよ」
と提案したのです。
カラオケに着いてから…
私は迷わずボトルを頼みました。
「ボトルの方が安いから～」と言いましたが
これも作戦の１つでした。
カラオケでは歌は歌わず
私はサダヲにいろいろ質問をしました。
「Kちゃんと結婚するの？」とか
「サダヲはどこに住んでるの？」とか。
サダヲは私の質問に
「Kちゃんとは結婚したいと
思っているけど、まだ早いかな～」とか
「住んでる場所は言っても
わからないと思うよ」とか…
はぐらかすようなことを言って来たのです。
けっ。
そんなこと言ってられるのも今のうちだよ。
どう化けの皮をはがせばいいのか？
いろいろ考えた結果、私の中ででた答えは
「スマホを見る！」ということでした。
でもKちゃんの話では
サダヲのスマホにはロックが
かかっているらしく🌀
ただ、そのロックは指紋認証
だということだったので。
それだったら！！！
酔いつぶして、寝てる間に
サダヲの指を勝手にスマホにあてて
ロック解除しちゃえ！！！と
強引な計画をたてたのです。
あえてボトルを頼んで
私がお酒をつくりました。
わざとサダヲのお酒は濃い目につくり
サダヲを褒めて持ち上げて
どんどん飲ませて…
で私が飲んでないと怪しまれるので
私も飲みました。
が！！！！！
サダヲがトイレの時にサダヲのグラスに
私のお酒をうつし
私の空いたグラスには割りものの
お茶だけ入れて…
あたかもお酒を飲んでいる
かのように装いました。
実は私はスナックで
働いていたこともあり
それはそこで教えてもらったやり方でした。
Kちゃんも覚悟が決まったのか
サダヲに対して
少しよそよそしい態度だったし。
そしてついに、サダヲはつぶれたのです。
「少し横になったほうがいいよ～
時間になったら起こすからさ～
うちら話してるからさ～」
そういってサダヲを安心させました。
そしてサダヲは寝てしまったのです。
指紋認証あてにならん。
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