①自己犠牲の愛を捧げるオンナと利己的なオトコという組み合わせのパートナーシップの段階

②自由を愛するオンナオンナの自由を愛で支えるオトコという組み合わせのパートナーシップの段階

 

 

①から②にいく間に、オンナはある意味では、利己的な自分の願望にうまく許可を出していく事が大切な課題になってくると思います。
そしてオトコオンナの自由を支える被害者、今度はオトコ側が自己犠牲の愛を捧げる側に、ならないようになる事が大切な課題になってくると思います。
 
性としての在り方を成長させていこうと思うと、今まで内面にあった自分の性に対する在り方の常識や価値観が引っかかってどうしても望んだ方向に真っ直ぐ進めないオンナが出てきたり、またオトコはどうしてもオンナの犠牲になって自分の利己的な願望が置き去りになってる事に不満を感じたりするわけです。
 
 
ウチの会社では、セールスマンは入社してから、妻帯者の場合、お給料の管理をどのようなルールでしているのか?と言う事を念入りに聞きます。
それは会社のインセンティブという決済のシステム、そしてそのセールスマンの家庭での決済のシステムがあり、アタシは、その人にとっての報酬、非金銭的な報酬がどこに紐づけられているのかという所にフォーカスを当てるようにしています。
定額お小遣い制のセールスマンが、インセンティブの仕事をして上手くいく場合はホントに奥さんやお子さんの事を愛してらっしゃる方なんだなと感じますが、現実はそうでない事が多いのです。
 
妻のために、家族のためにを実現し続けようとするのであればやはりキッチリと利己的な部分を残さないとオトコは、自分自身で完結する喜びを忘れてしまいエネルギーが枯れた状態で奴隷のように働き続けるのです。
 
アタシも実はお小遣い制ですが、割とアタシの喜びがギリギリ実現される程度には設定されていますw
 
オトコに自己完結の利己的な願望を満たさせる隙間をつくるのはとても大切な事なんです。
だからといってあくまでオンナは、オトコに依存する事を辞めてしまってはいけないのです。
 
1番オトコに言ってはならない一言は、『貴方がダメになったらアタシが働くから大丈夫だよ。』って一言なんです。
その一言はパートナーシップでいうと自己犠牲の方向にオンナが逆戻りし、オトコ側が利己的なポジションの方に戻ってしまうきっかけをつくってしまう事になります。
結果としてそういう時期を経て夫婦としてピンチ乗り越えてこられたという美談が世の中には、沢山あります。
しかし、それは本来の性の在り方を逆転させた関わりになり、幸せなバランスの前提が全く変わってしまうわけです。
 
オトコのようなオンナオンナのようなオトコという組み合わせのパートナーも世の中には多く存在します、そして、オンナがその性の在り方を望む場合も多くあると思います。
ようはパートナーシップというのはお互いが心地良いと感じれるバランスのポジションを見つけ出せるかという事にあるわけです。
アタシはオトコをダメにするオンナは、オトコに依存すること、要求することを諦めたオンナだと思います。
 
うまくなんらかしら『アナタのおかげよ』という部分を与えたあげれるオンナオトコを伸ばし、その『おかげ』の部分が自分の望みと重なるのならば、自然とオンナも幸せになるわけです。
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心理学のラポールトレーニングで、ペーシング(合わせる)とリーディング(合わさせる)という技術があります。
夫婦でも、恋人でも、仕事でも人間関係は全てが、このペーシングとリーディングという意志の綱引きの力学が働いているわけです。

 

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うまくオトコを頑張らせる一番のコツは、オンナはペーシングし過ぎないという事に尽きると思います。
アタシは心理学を始めた時に一度自分がペーシングした回数とリーディングした回数をノートに書き出した事があります。
その人、それぞれに癖があります。
どんな相手に、どんな状況に、ペーシングするのか、リーディングするのか。
 
 
オンナオトコの犠牲者のようにならない程度にペーシングする必要はありますが、なるべく少ない回数のペーシングでリーディングが出来るようになっている状態が理想のオトコとオンナのラポールなんじゃないかなって思います。