ドラマの最終回は、とかく難しい。


下手なドラマだとやたら回想シーンばかり流して、作品のテーマを主人公に語らせて終わる。

上手いドラマは最終回でも新しい展開があり、それまでの伏線をこれでもかと回収して、スカッと、もしくは心染み渡らせて終わる。


『おカネの切れ目が恋のはじまり』の最終回は、そのどちらでもない最終回だった。

全8話のところを4話で終わらせるために、脚本家、監督、スタッフ、俳優さんたちがどれだけ考え抜いたか。

三浦春馬さんへの想いに溢れた、素晴らしい最終回。

本当に伝えたいものがある時、伏線回収とか、展開とか、物語の辻褄とか、そんなドラマのテクニック的なものはどうでもいいんだ。


この最終回、松岡茉優さんの表情が本当に切なくて素晴らしかった。

それを見るだけでも価値がある。

ドラマをお蔵入りにしなかった制作陣の皆さん、ありがとうございました!


 

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