『二十歳の原点』(高野悦子/ 新潮社刊)




18歳で大学進学で東京に来ました。

高田馬場の4畳半の木造アパートで、電話は共同のピンク電話、自分の部屋には大学4年生になるまでテレビはありませんでした。


なのでこの時期はラジオをよく聴いて、本もわりと読むようになっていました。

世間はJJやらオールナイトフジやら女子大生ブームだったけど、下宿暮らしの貧乏大学生には縁遠い世界。

大学とバイトと漫研の飲み会以外は、下宿で本を読むくらいしかやれることがなかったのです。



家族と離れて一人の時間を持つようになると、いろいろ自分と向き合わざるを得なくなります。

そんな頃に読んだこの『二十歳の原点』の高野悦子さんに、自分を重ね合わせて、そしてそれでも高野さんは美人だから自分とは違うとか、いろいろ複雑な読み取り方をしていた記憶があります。



5年くらい前かな、中央線の車内で高校生の女の子が『二十歳の原点』の文庫を読んでいるのを見かけたことがありました。

今でも青春真っ只中の若者は読んでいるんだなあ…と。



人生のある時期、孤独と向き合う時間があるのも悪くないです。

 

 

 


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次のバトン、どなたかやってみたいという方いらっしゃったら、お声かけください。

いらっしゃらなかったら最終日にどなたかお呼びかけしますね☺️

 


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《7日間ブックカバーチャレンジとは》
読書文化の普及に貢献するためのチャレンジです。
参加方法は、お気に入りの本を7日間、毎日一冊投稿することです。

本についての説明は必要なく、表紙画像だけをアップ。
毎回お友達を1人招待して、チャレンジへの参加をお願いするというルール。

#7days #7bookcovers


☆スルーでも大丈夫。次の人を指名するかどうかも気分次第でOKとのこと。
☆途中で止まっても大丈夫です。お気楽に楽しんでください。
☆「始めていいよ!」「面白そう!」と思った方は、ぜひチャレンジください!

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