ブランドコンセプトが全てです!!家庭日用品篇 | 大阪・梅田のパッケージデザイン会社ではたらく社員のブログ

ブランドコンセプトが全てです!!家庭日用品篇


おはようございます!

だいぶ肌寒くなってきましたが、みなさん体調くずさないよう

気をつけてください。

自分は先日、健康診断に行ってきましたが、何回飲んでも

バリウムはやっぱ苦手ですね。。。がまん顔


では、今週もよろしくお願いいたします。よろしく


このブログでも家庭日用品の紹介はたくさんしておりますが、

ブランドを確立してきているメーカーさんがここ数年確実に増えて
きているように感じるのは自分だけでしょうか?

その例としてキッチンの洗剤市場で6年ぶりに勢力図が

替わりました。

日本経済新聞社の調査によると花王がP&Gを抜き
シェアで首位に浮上。

その原動力ブランドが「キュキュット」 シリーズです。


梅田のパッケージデザイン会社ではたらく社員のブログ-キュキュット1


梅田のパッケージデザイン会社ではたらく社員のブログ-キュキュット2


梅田のパッケージデザイン会社ではたらく社員のブログ-キュキュットファミリー

恐らく現在25歳以上の人ならほとんどが「キュキュット」と

聞けばどんな商品かわかるんではないでしょうか。

ここまで認知度が上がった理由は、


もちろん洗浄力という機能性に加え、

ネーミングによる音で洗い上がりの良さを伝えたり、
食器洗いは楽しいというイメージを打ちだしたりという

今までにないブランド戦略が成功の要因だと思います。

ブランドの経緯を調べてみると、「キュキュット」はもともと

2004年に「ファミリー キュキュット」として誕生し、1965年に
発売し、現在も発売している「ファミリー」シリーズのテコ入れが

狙いだったといいます。


当時キッチン洗剤市場は頭打ちとなり、
P&Gの「ジョイ」とも競争が激化。

キッチン洗剤市場では各メーカーとも


「食器の汚れをどう落とすかという機能性」

の争いをしていました。ジーッ


そんななか花王は


「従来とは違う視点、戦略で市場を活性化する必要があった。」

といいます。

ブランドを再構築をするにあたり、主婦を対象に実施した

家事に関する調査にヒントがありました。ひらめき電球

「好きな家事」は料理や洗濯が多かったのに対し、

「嫌いな家事」の代表は食後の後片付けだったと言います。

従来なら、「煩わしい食器洗いをさっと終わらせてくれる洗浄力」

をコンセプトにするところを、

ファミリー キュキュットは

「明るく前向きな主婦の食器洗いを応援する」


ということをブランドコンセプトにし、視覚、聴覚的にアピールする
戦略に出ました。

聴覚とはネーミングがそのものです。

主婦が食器洗いをする仕上げのときに、食器を指でこすり

「キュキュッ」という音を確認する行為に着目し、

ネーミングは「キュキュット」。高島忠夫


CMでは、粘土細工のキャラクター(クレイ人形)を使い
明るい家庭や楽しい家事を演出。


2007年には商品名からファミリーを外し、ファミリーブランド

とは別に「キュキュット」ブランドを確立。


これまでのブランド戦略が当たり「キュキュット」は「ファミリー」を

しのぐ稼ぎ頭になりました。

追い風は食器洗い乾燥機。普及率はまだ25%程度ですが、

約5割のトップシェアだといいます。パチパチ

こういった成功例をみていると、

やはりブランドを構築するにはもちろん時間もかかりますが、

ブランドコンセプトが重要ということが見えてくるんでは

ないでしょうか?

キャラクターの演出、ネーミングともに機能して

ブランド構築が可能になります。

もちろんパッケージデザインも言うまでもないですが。

これからの家庭日用品の新たなブランドにも

ぜひ注目していってみてはいかがでしょうか。ウッシッシ


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