ブランド派生品の発売には注意が必要です!ブランド戦略 飲料篇
おはようございます!
先週は選挙で政権交代という歴史的な日が訪れましたが、
これから日本はどうなっていくんでしょうか?
今より良くなっていくことを期待しましょう!
では、今週もよろしくお願いいたします。
ここまで長く生き続けているブランドはなかなかないと思うんですが、
発売から126年たつブランドがあります。
それはアサヒ飲料の「三ツ矢サイダー」です。
その三ツ矢サイダーが126年のブランドの中で大型の新商品
「三ツ矢サイダー オールゼロ
」を発売して3ヵ月ほどが過ぎました。
出だしは好調で、はやくも年間販売目標を2割上方修正したとか。
オールゼロというから、カロリーゼロ、糖質ゼロ、保存料ゼロです。
初めてこの商品をみたときは衝撃を受けました。
三ツ矢サイダーのイメージが完全に変わったような
感じがしたのを覚えています。
カロリーゼロを武器に炭酸飲料から離れた大人の
男性市場を開拓しようということのようです。
ただ確立されたブランドの派生商品をつくる際は
気をつける必要があります。
それは販売量の底上げをしようとして
派生商品投入があだとなり、ブランドそのものが
傷ついたという例が多いからです。
ただ調べてみるとそのあたりの神経はつかったとのことで、
販促においてもオールゼロの広告量が既存三ツ矢サイダーを
上回らないようにしたり、各流通の店頭ではオールゼロ
だけの販促はせず、必ず三ツ矢サイダー全体のキャンペーンに
なるようにしたということです。
ただ個人的意見ですが、自分は嗜好品でブランド派生品を
投入することは止めたほうがいいと考えています。
それは既存ターゲット以外から販売量を増やそうとしても
結局は既存品を買っている人が派生品を選択する
だけだからです。
今回の例で言うと、今三ツ矢サイダーを飲んでいる人が
三ツ矢サイダー オールゼロに変えるだけということです。
もちろん全てではないですが。。。
自分は「オールゼロ」は三ツ矢サイダーではない
新たなブランドで販売するべきだと考えます。
数年後でも本体が伸びればそんな心配しなくていいんですが・・・・。
少し心配なんで、これからも三ツ矢サイダーに注目していこう
と思います。
くれぐれも混乱しないで欲しいんですが、以前このブログに書いた
家庭日用品「キレイキレイ」 は派生品をどんどん販売しても
大丈夫です。これが家庭日用品と嗜好品の違いです。
皆さんの会社でも嗜好品を扱っていて、ブランド派生品を
販売しているのであれば、注意して誰が購入しているかを
調べてみてください。
意外な事実が判明するかもしれませんので。
ぜひそういったところに注目しながら、
自社のブランド価値を高めていってください。
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