違う切り口でマーケットを掘り起こす商品開発!!家庭日用品篇 | 大阪・梅田のパッケージデザイン会社ではたらく社員のブログ

違う切り口でマーケットを掘り起こす商品開発!!家庭日用品篇

おはようございます!


今年も、もう6月に突入です。新型インフルエンザのニュースも

あまり聞かなくなってきて、関西の街はマスク姿の人がほとんど

いてなくなりました。このまま完全になくなって欲しいもんです。


では今週もよろしくお願いいたします。よろしく



突然ですが、みなさんは洗口液って使ってますでしょうか?

洗口液って聞き慣れない言葉ですが、口の中に含んでくちゅくちゅと
すすぐ液体のことです。

歯のすきままで殺菌コートをし、歯垢をつきにくくしたり、

歯肉炎・口臭を予防する効果があります。


そんな洗口液のなかで、


花王の「クリアクリーン デンタルリンス


がかなり売れているようです。当初計画の2倍のペースだとか。

なぜ今売れているのかを調べてみました。



梅田のパッケージデザイン会社ではたらく社員のブログ-クリアクリーン デンタルリンス



洗口液を使ったことがある人は感じた人もいるかもしれませんが、

口の中に含んでくちゅくちゅとすると、

結構刺激が強かったりしますよねぇ。


大人はまだしも子供にとってはできれば口に含みたくないという
のが本音ではないでしょうか。


2008年消費者調査の結果ですが、洗口液を使う人の割合は

35%といいます。そのうち世代別でみると10代が14%と

圧倒的に少ないそうです。そらそうですよね。

刺激が強いからうなずけます。

でも小中学生の約4割が歯肉炎にかかっているという調査結果

がでました。がびょーん


乳幼児の場合は母親がよく「仕上げ磨き」をしますが、

小中学生は自分で歯磨きをする子が多いため磨き残しが

多いということです。


ここに花王さんは目をつけたわけです。ひらめき電球


であれば、子供が使いやすいように刺激を抑えようと。

刺激は成分の問題なんで刺激が強いアルコール成分を

配合するのをやめて、刺激を抑えたわけです。

以外に大人も磨き残しが多いということもわかり、


そこでコピーは、

「親子、家族で一緒に仕上げすすぎ」


パッケージデザインにも

「磨き残しに要注意!!注意

小中学生の約4割が歯肉炎になっています。」


と売り場でも目立つようにデザインされています。

こんなこと売り場でみたらついつい子供のために

買ってしまうんではないでしょうか。

「仕上げすすぎ」という言葉の発想に

自分も納得させられました。


歯磨きをした後で仕上げすすぎをすると2時間後、

口内の細菌が半分になるそうです。
歯磨きだけで充分という人も

一度家族で使ってみてはいかがでしょうか。


今回の成功例からみえてくることは、

今あるマーケットに違う切り口を見つけ出して、

新たな訴求手法を使えば、そこから新たなマーケットを生み出し

たり、今あるマーケットの掘り起こしができるということです。ひらめき電球


現在は、洗口液を使う人の割合は35%ですが、

これをきっかけに50%くらいまではいくんではないでしょうか。


みなさんの会社でも、新たな商品開発をするときに、

違う切り口を見つけ出して、ぜひ、今あるマーケットの掘り起こしを
してみてください。

そうすることによって、

新たなマーケットも生みだされるかもしれませんので。




いつもありがとうございます。

応援クリックは下記にございますので宜しくお願いいたします。

↓↓↓


梅田のパッケージデザイン会社ではたらく社員のブログ-人気ブログランキング参加中


毎週先週の寛平さんのアースマラソン を追いかけています!

世の中の何を見ても刺激を受けて、自分の積極性を引き出す

きっかけにしたいからです。

感じる事ができる能力を磨き自分の栄養にしていきます。

寛平さんありがとうございます。