ブランド戦略の構築と維持は全く違います!
おはようございます!
かなり朝晩は涼しくなりましたが、体調は崩してませんか
先週は娘の運動会で、天気が良くて日焼けで顔がボロボロに
なってしまいました
またすぐ地域の運動会があるんではりきっていきましょう!
では、よろしくお願いいたします。
もうみなさんもご存じかと思いますが、10月1日から、
松下電器産業からパナソニック へ社名が変更されました。
ブランド戦略に関しての話題で、ここまでの大企業のことはなかなか
伝えられないと思いこのブログでも取り上げさせていただきます。
しかも90周年を迎える同社が社名変更というかなり強烈すぎて、
新聞紙上も盛り上がってます!
個人的には阪急阪神百貨店にも興味があったんですが、
この話題も吹き飛ばされてしまった感じです。
世間では色々と言われていますが、
「松下」「パナソニック」「ナショナル」とブランドが別れていたのを、
全て「パナソニック」に統一するというのはブランド戦略という点から
とらえると正しいはずです。
今までは企業名とブランド、両方使わざるをえなかったというのは、
ブランディング上では問題を抱えていたはずですから・・・。
しかし、それにしてもパナソニックの大坪社長はかなり勇気が
いったと思います。なんといっても、ブランド変更費用は約400億円
かかっているとのことですので
中小企業からすれば考えられない価格だと思いますが・・・・。
具体的には名刺や伝票、カタログ等の営業ツールから始まり、
本社や事業所の看板やプレート類、スーパープロショップや
地域販売店の看板取り換え、社歌や社章そしてCM等・・・・・。
ブランドを統一することによって、世界的にブランド力を強化して
海外での浸透を図る考えということです。
当社でも現在、ある企業様が社名変更するとのことで、ロゴマークや
ロゴタイプをデザイン制作するという仕事が着々と進んでいます。
「パナソニック」の事例は、もともとあったブランド名に統一するという
ことなので正直ブランド構築というよりブランドの維持というほうが
正しいと思います。
ブランド構築と維持では段階がまったく違い手法も異なります。
当社がお手伝いしている場合は、まったく新しい社名に変わり、
マークも新しくなるというわけで、完全なるブランド構築していく
という作業です。
これは正直簡単ではありません。
一番効果的な方法は自ら、新しいカテゴリーを創造し、
そこでナンバーワンブランドになりパブリシティによりブランド構築
していくということでしょうが。
これはどんな企業でもできることではないので、やはりまずは、
ブランドを継続して正しく使うということが大事だと思います。
これによりイメージアップや信頼感を高めていくことが必要です。
「パナソニック」の場合はブランド維持という傾向があるため、
広告投下を大量にして、印象に残し、競合他社にも無理な広告出費
をさせる戦略だろうと思います。
今後のパナソニックの広告量にもぜひ注目してください。
大企業でなくても、どんな企業でもブランド構築は必要です。
みなさんの会社でもまだ手つかずであれば、この重要性に早く気づき、
早めにブランド戦略に取り組んでください。
周りではまだまだ気づいていない経営者も多いですから。。。