朝一にホテルに着き、メールチェックやシャワーなどを済ませてたら
いつの間にか昼近くに。
前にイスタンブールにいたとき、同宿の日本人の姉さんが教えてくれた
ロカンタ(定食屋)で、茄子の肉詰めと白いんげんのトマトスープを頼む。
全部で500円しないくらい、安いし味付けも素朴でおいしい。
トプカプ宮殿をじっくり見学した後、散歩しながら鉄道のスィルケジ駅へ。
ここのインフォメーションセンターに、今夜のメブラーナのチケットを
買いに来たのだ。
メブラーナというのはコンヤという地方都市を総本山にしている
宗教団体で、セマーと呼ばれる信者が独特の衣装で
くるくると回転しながら祈りをささげる儀式を行う、とてもユニークなもの。
半年くらい前に『落下の王国』という映画でその存在を知り、
どうしても現物を見てみたかったのだ。
イスタンブールを発つ前に会ったインフォメーションデスクの
ジェラールと再会、トルコ周遊についてしばし雑談。
最初ここに来たとき、彼に職業を聞かれて説明が面倒だったので
学生だと言ったらさらに「専攻は何?」と聞かれ、
あまり突込みが来なさそうな「Philosophy(哲学)です」と答えると
「君はとてもクレバーなんだね、Ms. Philosophy...Junko.
とても興味深い娘だ」などと言われ、オヤジ好きの私はもうメロメロ(笑)。
物腰も柔らかく、まさにハートを鷲掴みにされてしまったのよ。
そんなジェラールが不意に「時に君はコエダを知っているかい?」
などと言う。は?コエダ?森永ですか?と思いよくよく話を聴くと
それは桂小枝(探偵!ナイトスクープでお馴染みですね)のことだった…
なんでも数年前に仕事で10日間ほど彼のガイドをしたらしい。
うむむ、まさかこんな所で小枝さんの話を聞くとはなぁ。
そんなジェラールと別れ、夜はいよいよ待望のセマーダンス。
古いハマム(いわゆるトルコ風呂)の建物を改装したアートセンターで
行われたそれは本当に幻想的で、思わず私も軽いトランス状態に。
映画の世界(『落下の王国』は映像が本当に美しく、話もなかなか
面白いので、興味のある方はぜひ!)に迷い込んだような
素敵なひと時でした。

