気まぐれ解いてみたシリーズ

 

2023年度

ラ・サール中学の国語

 

です。

 

ラ・サールは毎年1番最初に解く過去問ですね。

 

なぜかは過去の記事をご参考に。

 

 

なので、今年も1番最初に解いてみました。

以下は完全に私見ですのでその辺はご理解ください。

 

簡単にですがラ・サール中学について少しお話ししたいと思います。

 

ラ・サールの国語は、

 

○全体の流れや要旨に近いところを問うてくる

○漢字はおそらく20点(難易度は高いです)

  14点以上取れればOKか

○全体として65点以上あれば国語は合格点か

○漢字は語彙力が求められるほどのレベル

○記述は多いです

○難易度ですが、

昨年度と比べすこし易しくなった印象にあります。

○問題・設問に関してですが、

気になった箇所だけ抜粋してお話ししていきたいと思います。

記述と問題・設問に関して少しお話ししたいと思います。

 

【記述について】

多くかかせることで、国語力を見ているのだと想像できます。

要は、テクニック的な解き方をしてくる受験生もいるため、記述させているということです。

記述の解答を見れば筆者の伝えたいこと・文章の核心を捉えているかどうかがわかるのです。

また、必要な要素を見つけて繋げればOKではなく、言い換え・自分の言葉で書けるかの文章能力が試させる問題になっています。

 

【問題・設問に関して】

 

《1》に関して

問1でいきなり文章内容合致問題が出てましたね。

これは文章全部読んでから設問に取りかかった受験生は少し「まじかー!」と思った生徒がいたかもしれませんね。

 

これは国語を教えるにあたって分かれますね。

◉先に文章全部読む→設問を解く

◉先に設問を見て→文章を読み始める

 

私は基本的には後者のやり方で教えています。

 

この類の問題はだいたい最後に出てきやすいですよね。

対策はしっかりしておきましょう。

また、国語の問題の解く順序はある程度決めておきましょう。

詳しくは述べませんが、

先に設問をさっとチェックしてから文章に取り掛かる程度でも変わってくると思います。

 

問2     記述問題 100字以内

棒線部Aの部分、最後は〜だろうか。

[問いかけ]ですよね。この場合、それに対する答えを探せばよいことになる。

すぐ後ろにその答えが書かれている。

 

住民たちは噴火の予兆があった時点で独自に避難を開始した。

一方、村長たちは観測所の噴火はしないということを信用し避難しなかった。これにより犠牲者が出た。

 

住民の独自避難と村長たちの対比はきちんといれれただろうか。

 

 

問4 記述問題 75字以内

これは簡単だと思うが、これが出来てないと文章をしっかりと論理的に読めていないということになります。

 

筆者はどうすべきかを問われているので、本文から筆者の主張が著されてる箇所や表現に意識して読めば良い。

要するに、筆者の主張を拾えば良いのです。

 

文章最後から7行あたりからそれが読み取れると思う。

・・・どう向き合うべきなのか。

       

最後から4行目

私はやはり、・・・〜を選択すべきだと考える。

そして・・・責めないようにしたい。

以上の内容から解答を書く。75字なので簡潔でよい。

私は100〜120字でもよい問題だと思う。

 

 

問6 記述問題 40字以内

出ました、【本文に即して】

この文言に騙されないように。難しいと思い込まないように。

これは自分の生徒にも口酸っぱく伝えています。

 

要は、比喩表現を説明するってことです。

 

誰もその意味(オオカミ少年)を知っているかを聞いているわけではない。

オオカミ少年を読んだことがなければわからないだろう。

棒線部を含む一文または段落をしっかり読んでみよう。そこに答えのヒントが落ちているはずです。

 

予報が外れ続けると信用がなくなり、いざ本当に来るとなった場合誰も信じてくれないということです。

 

これを40字にまとめなければならない。

 

結局《1》の文章で、筆者は何を伝えたいか分かりましたか?

非常に簡単だが、

桜島噴火の話で、リスクマネジメントの問題を伝えたかった。そして、筆者はそれに対して自分の考えを述べている。

くらいのことが言えるようになって欲しい。

これを、

 

桜島、有珠山、御嶽山の噴火や噴火予知などの返事が返ってくるようでは、いけない。読んでただ出てきた文章をただ話しているだけである。

 

なぜ、筆者が様々な出来事を文章にしたかなど論理的に読めていない。

そこから、問題提起・筆者の主張に意識して読めていないということである。

 

《2》に関して

問1 記述問題 字数指定なし

字数指定なしの問題は難しいと思っていてください。

灘、桜蔭や渋幕などの最難関校で出題されています。

 

解いたことがない生徒に質問です。

この問、何字で解答すればよいですか。

 

今回は解答欄を見る限りでは、1行ですので約25〜35字でよいと思います。

横の解答欄を参考に考えるのもいいですね。(この問題に限りますがね)

 

さて、解答ですが、

 

    幼稚園にほとんど行かなかった

だけでは字数も要素も論理も足りません。

 

[幼稚園にはほとんど行っていない]の直前に、【まず】という言葉がありますよね。

 

ということは、もう1個以上あるのかなと予想を立てなければなりません。

 

 

    好きなことだけをして過ごした

これも必要です。

私の授業スタイルからすると、

 

     好きなことをして過ごした

         のではなく

   好きなこと[だけ]をして過ごした

です。

このような細かな部分にも意識できるような読み方を普段からする事も大切です。

 

解答としては、

幼稚園にはほとんど通わずに、好きなことだけを過ごしていたという前歴。

でよい。

これは確実に点を取らないといけない問題。

 

問4

出ましたね、この手の問題。

少し違いますが、出てもおかしくないと思っていました。

 

実はそろそろ、【適切に図示しなさい】という問題が出そうだなと思い、昨年度から生徒には文章を読んで図示させる問題を解かせていました。

 

これは図示とまではいきませんが、それの簡単な部類かと思います。

いずれ出るかもしれませんので、図示する演習もしておきましょう。

 

ちなみに関東の最難関校で図示する問題がすでに出題されています。

 

問5 記述問題 100字以内

 

物語文では必出の心情問題ですね。

 

心情の時は必ず、

 

    前・・・◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

    ↓

    後・・・◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

を考えよう。以下のように簡単でよい。

前・・・学校は行かず勉強もせずどうしよもなかった

後・・・絵に目覚め大きく人生が変わり自伝を書いた

 

↓・・・スケッチに誘われた

 

後は、文章の内容から少しずつ肉付けしていけばよいのである。

この【肉付け】が国語力・文章能力の部分に差が出てくる。

 

 

学校に行かず勉強もせずどうしようもなかった自分を、特別な思いからスケッチに誘い絵描きの楽しさを教えてもらった。それが人生を大きく変え現在の自分に繋がっているため担任んの先生に感謝している。

 

本当は、現在の自分は作家となって成功しているような解答が模範的だが、当日の緊張、時間、小学生であることを考えると上記の解答で十分かと思います。

 

設問についてはこの辺にして、

 

この文章どんな文章でしたか?と問われて

これも《1》と同じで、

 

こんなことがあって〜

あんなことがあって〜

友人と絵を描きにいって〜

そこでこんな絵を描いて〜

先生に感謝した話

などと、あらすじを話しているようじゃダメです。

 

 

以下に簡単に一例を示しますので、答え方を覚えておいて下さい。

◯◯は最初[+ もしくは −]だったけど、⬜︎⬜︎(経験・体験・出会いなど)を通して、

[− もしくは +]になった。

 

というふうに答えられるように読んでみてください。

できてない人は、まずがここからスタートです。

 

 

以上、ざっと色々なことを述べてきましたが、ラ・サール中学を受験するしないに関わらず過去問は解いて欲しいと思います。

 

また、さらに上位を目指すなら関西では星光、関東では聖光・桜蔭・雙葉なんかはよい演習になると思います。

あと、個人的におすすめなのは、関東の海城です。

 

それでは、この辺で失礼したいと思います。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

これからも、

 

中学受験国語のロジカルリーディング

ー論理で読み解く入試問題研究ー

 

をよろしくお願い致します。