胎内死亡が確認された日

解剖を行うかどうかの決断を

迷っているというお話をしました。

 

コチラの記事

 

 

結局、解剖しました。

 

「やります」

 

 

といってから、悩んで悩んで

入院前日に夫と

 

「心臓だけにしよう!」

 

と決めて、入院したらお産の前に

先生に変更伝えようね、という話になってました。

 

 

が、予想外に私の陣痛が早まり

あっという間にLDR。

 

結局、陣痛真っ最中に

 

 

夫 「解剖のことなんですが、やっぱり心臓だけでお願いします。」

 

先生 「わかりました。担当の先生に相談します。」

 

 

出産後、ゲンちゃんと父ちゃんと3人で

休んでいると、先生が戻ってきて

 

心臓だけにすると逆に傷口から

色々出てきちゃうらしいと。

傷口は大きくなるけど、全部調べた方が

術後の状態は良いと言われました。

 

なんだか分かんないけど

 

げんちゃんと対面したら

私も父ちゃんも

解剖がかわいそうとか、そういう気持ちが

逆になくなってたので

 

「全身でお願いします」

 

と悩むことなく送り出しました。

 

魂と肉体は別

という感覚が強くなったのかもしれません。

 

 

帰ってきたげんちゃんを見て

(お洋服で隠れているので傷は見てません)

 

「頑張ったね」

 

と声をかけながら

 

よかったのかな・・・・

という気持ちにもなりましたが、

 

 

全部落ち着いた今、やっぱり

調べてもらってよかったなと思います。

 

 

今週末の1か月検診で

諸々の検査結果を聞くことになっています。

 

 

先生 「内臓は全て問題なく綺麗でした。

     心臓はこれから細胞を詳しく

     調べてになるので」

 

と言われていたので、

見た目と内臓のことから

染色体異常の可能性は低いのかなと

思っています。

 

分かんないけどね。

心筋症がどうかが気になるところ。

 

知ってどうする

 

と思っていたけど

やっぱり知りたいという気持ちに

なってきました。

 

どういう結果を望んでるとかは

ないけど、なんかドキドキ・・・・

 

 

 

熊しっぽ 追記 熊あたま

 

ドラマ「ラジエーションハウス」のなかで

子供の死因を調べる検査を

「何の意味があるんだ!」と

拒否しているご両親に

 

「あなたたち遺族の為に

やる必要があるんです。」

 

と、お医者さんがいっていました。

 

「突然のことに気持ちが追いついていない

のは当然です。でも、後になって

あのときもしかしたら別の原因が

あったかもしれない。

 

後から、なにかできることが

あったかもしれないと

悔やんでも遅いんです。

そんな思いを抱えながら生きるのは

苦しいことです。」

 

というシーンがありました。

 

原因不明の死を遂げる人15万人のうち

病理解剖を承諾する遺族は

2万人だそうです。

 

この数字には、胎内死亡の

げんちゃんみたいな子は含まれていませんが

 

やっぱり解剖は遺族の心情としては

やりたくないと思うよな。

 

ましてや、生まれて間もない子供の解剖を

承諾する親は少ないですよね。

 

でもうちは、迷ったけど

やってよかったと思っています。