※死産に関する内容です。

 

 

 

産後の経過も順調で

痛いところもどこもなく

安静にしているのが

難しいほど元気口笛

 

時間によっては産後は翌日退院

といわれていたけれど

 

出産が想定の半分以下の日数で

済んだので、1泊休んで

昨日退院しました。

 

 

付き添い入院OKだったので

げんちゃんが生まれてからは

二晩、家族3人で過ごせましたぶー

 

私もそうだったけど、

対面したときにどんな気持ちになるか

想像できず不安もあったし、

父ちゃんは、

「正直、自信ない」

 

と言っていたんだけど、

私以上に、ゲンちゃんをヨシヨシヾ(・ω・`)

我が子を穏やかな表情で

見つめながら語り掛ける姿は

なんとも切なくて

見てられませんでしたえーん

 

 

水腫の浮腫みの影響で、娩出後は

時間がたつにつれて萎んでいくげんちゃん。

 

かなり痛々しく、

触ったら壊れてしまいそうで

私たちはお世話することができな

かったのだけど

看護師さんたちが

1日に何回もお着替えをさせてくれ

 

「今度はお顔少しこっち向けてみました~星

なんて言いながら、

げんちゃんを可愛がってくれました。

 

生きている赤ちゃんと同じように

語りかけ、お世話をしてくれる看護師さんたちに

本当に頭が下がりました。

 

何度も病室を見に来てくれ

私の体調と、げんちゃんの様子を

確認してくれ

 

 

「体調少しでもなにかあったら

遠慮なくナースコール押してくださいね。」

 

「お話したいこととか、いつでも私でよければ

 よんでくださいね」

 

日勤と夜勤の担当さんが変わるときには

必ず、出勤時と退勤時に挨拶に来てくれて

 

 

いつもニコニコの看護師さんに

本当に救われました音譜

 

 

毎日ちがう看護師さんたちが

げんちゃんの旅立ちグッズを

作ってプレゼントしてくれて

 

納棺時には綺麗に身支度を虹

 

 

忙しいなか

手作りでかわいく作って

プレゼントしてくれましたお願いえーん

 

 

そして、

ニコニコでお見送りできそうだったのに

最後の最後に

 

身支度が終わって

看護師さんがげんちゃんと戻ってきたら

 

「げんちゃん、お目目あきましたよ~ビックリマーク」と。

 

げんちゃんは痛々しいお顔で

目もよく分からなかったんだけど

 

つぶらなかわいい左目の黒目が

わずかに開いて見えたのです。

 

これには私は涙腺崩壊。

かわいいかわいいウルウルのめめ目

 

こっちをみてる・・・

 

はじめて病院で

わんわん泣きました。

 

 

あらかじめ準備していた

げんちゃんのがお空に持っていく

荷物を棺に詰めて

 

先生や看護師さんたち

10人くらいかな

 

みんな集まってくれて

1人ずつ折り紙のお花を

げんちゃんに持たせてくれ

手を合わせてくれました。

 

 

そして、駐車場まで一緒に降りてくれ

お見送りをしてくださったのだけど

 

なんと先生が荷物を持ってくれ

(すみません・・・)

 

車がみえなくなるまでずーーーーっと

頭をさげてお見送りしてくれたのです。

 

 

こんな気持ちのある

お医者さんっているんだね。

 

帝王切開にしてほしいと懇願した

私を、今後のことを考えて

一生懸命説得してくれた先生と看護師さん。

 

横子だったし、先生たちも

帝王切開の方が絶対に楽だったはず。

 

 

患者さんのことを第一に

こんなに気持ちに寄り添い

サポートしてくれる病院

他にないよね。

 

本当に私たちは幸せでした。

こういう命の現場があって

それを全力でサポートする

お仕事をしている方々がいること

 

そういう世界を知れたこと、

これもげんちゃんが教えてくれたこと。

 

 

実は私は何年か前に

ここの病院で絵を教えるボランティアを

したいと思って問い合わせをしたことが

ありました。

 

企画書をだしてくれと言われて

そのうち・・・・と思っているうちに

数年たち結局できずじまい。

 

せめてできることをと思い

 

「子供たちが楽しめること、お絵描き用具などに

あててください。」

 

とリクエスト付きで寄付をしたりしてました。

 

 

今回まさか自分がこの病院にお世話になるとは。

げんちゃんが背中を押してくれた、

私のやるべきことを教えてくれた

そうとしか思えないのでした。

 

 

私の両親、姉も

 

「げんちゃんのおかげで、色んな

子供がいることが分かったし、

考え方がかわった。げんちゃんは本当にすごいね。

いろんなことを教えてくれたね。

私もこの病院でボランティアするわ!

それで恩返しをする!」

 

 

と言ってくれて、この言葉は

いままでのどんな言葉よりも

私は嬉しく、げんちゃんの命をはった

ミッションが報われた、そんな安堵感で

心が満たされました。

 

 

たくさんの方の愛に包まれて

お見送りしてもらえたげんちゃん。

 

一度おうちに連れて帰り

午後に火葬へ。

 

このときの出来事に

また泣かされるのでした。

 

 

次へ続く・・・