「仕事」ってなんだろう。
「お金をもらうのだから、仕事は辛いものだ」
そう言われると納得してしまう気がするけど、
約40年間働くということを考えると、
興味もないし、情熱も待てないことに時間を費やすことは、
もったいない気がしてしまうし、
何より続けていく自信がない。
「好きなことは趣味ですればいい。好きなことを仕事にできる人なんて本当に一部だ」
確かにそうかもしれない。
好きなことって誰でも何かしらはあると思うけど、
そんなに趣味という趣味もない人も多いと思う。
読書、映画鑑賞、料理、スポーツ、漫画、テレビ鑑賞。
好きなことは、人並みにある。
ただ、人並みだ。
「このことなら誰にも負けないくらい好きだ」
そう自信を持って言えるものは、ない。
「好きなことを仕事にできたら幸せなんだろうな」と思うけど、
仕事にしたいほど好きなことがわからない。
やはり、好きなことは娯楽として、趣味として持っておけば良いのかもしれない。
では、仕事に何を求めるか。
もちろん、働き、成果を残した分の対価は欲しい。
福利厚生、休日、給与。
やはり生活できなければいけないし、
仕事だけの人生なんて送りたくはないから。
それとは別に、
「仕事」というカテゴリーにおいて、
こう思えたら幸せだな、続けていけそうだなと思うのが、
「熱中できるかどうか」だ。
「なぜかハマってしまう。気づいたらのめり込んでいる」
そういうことを仕事としてもてたら幸せだと思う。
問題はどうやって見つけるかだ。
「とりあえずやってみる」
これしかない気がする。
とりあえずやってみる。違うなと感じたらまた別なことをやってみる。
早く見つけられた人はラッキーだけど、
そうでない人もたくさんいるし、途中で妥協してしまう人も多い。
妥協することが悪いことではないと思う。
逆に言えば、妥協点は見つかったということなのだから。
とにかく、仕事に対して報酬以外のモノを求めるのであれば、
もがくしかないのかもしれない。
見つかるまでのゴールはわからない。
先が見えないものは確かに怖い。
こういう時をよく「暗闇の中を歩く」って揶揄するけども、
「未開封のリボンに包まれた箱を開けていく」とあえて揶揄し、
それが未来の自分へのプレゼントだと信じていこう。
終