2012年5月(185号) : めまい・五月病・結石 | 大阪本院・天六・箕面にて鍼灸・整骨・マッサージ・インディバを行う総合治療院「玄武堂」

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私たちは「元気がないと仕事にならん!」をモットーに、東洋医学の源流を駆使して、地域の皆さまの笑顔と心身の平穏を目指してます。

治療院:「大阪市北区/天神橋筋六丁目駅~1分」「城東区関目/京阪関目駅すぐ」「大阪市北区/天神橋筋六丁目~2分」「箕面市箕面」



『めまい・五月病』



 新緑が目に止まり暖かく心地良い気候の五月になりました。



 東洋医学では、春の三ヶ月は天地ともに伸びて生長がはじまり、地球上の物全てが、その変化のパワーを受けて新たに生長する為、私たちは、早寝早起きしゆっくり散歩して髪の毛や身体、服装も自然ゆったりと締めつけず、自分のやる気も伸びやかにして過ごすべきだと考えられています。



 しかしながら新年度を迎え一ヶ月、学校や職場における新たな疲れやストレスを溜め込んでしまっている方も多いと思われます。



 放っておくと、春に盛んに活動する『肝』の臓が障害されてしまい「めまい」や「五月病」等を引き起こしてしまいます。



  『肝』は肝臓の肝、陰陽五行で春・木・成長を意味し、血・目・筋肉や精神活動等に深い関わりのある臓です。



 もともと肝の気は体の上方(頭の方)へ昇る性質があり、春にその性質が強くなる傾向にあります。



 『肝』は夜睡眠時に血を貯蔵し、活動時に頭へと昇った気血を下ろして脳を休めるのにも関わります。



  新たな環境への精神的ストレスによってより強く肝気を頭の方へ上昇させてしまい、その気を上手に発散させたり降ろしたり出来ないと、体の上部で気が滞り、気が滞ると血の巡りも悪くなります。



 すると肩や肩甲骨周りの凝り・頚凝り・頭痛・顔面紅潮・イライラして怒りっぽくなり、ひどくなると耳鳴り・不眠・多夢等の症状や「めまい」という症状を感じることになります。



 また新人に多い「五月病」は、やる気による緊張の糸がGWに入り切れてしまい疲労が一気に噴出した時に、充分リフレッシュして栄気を養えないで、進路への不安・不満・或いは燃え尽き状態等が重なってしまうと、気血(人の心身を支える源)が回復せずに発症します。



 これらの症状は、簡単な鍼灸治療で驚くほど軽減される事が多々あります。放って置くと『うつ病』へと進行してしまう事もあります。



お早めに当院へご相談下さい。




『只の腰痛ではなかった』



 去年の5月末に健康維持のために定期的にマッサージに来られる四十代後半の男性が、腰が痛くてたまらないと来院されました。 



子供と割に激しく運動し、日頃も腰に少々負担がある仕事をしているとのことですが、動きの中で痛みが発生した訳では無いとの事で、整形外科で腰椎等を診てもらったが異常は無く筋膜性の腰痛だろうと、痛み止めの注射をしてシップを処方されたが、痛みがいっこうに引かないという事でした。



直接痛めているであろう部位以外で腰に関連してくる下腿・大腿・肩甲骨・背部・腹部と遠位から筋肉を緩めましたが、痛みはほとんど変わらず、体勢を変えるのも辛そうでした。



はじめは鍼灸治療を嫌がられていましたが、触診では下腹部が硬くなっていて痛かったり、腎兪を持続圧迫すると痛かったりしたのと、元々湿熱を体に溜めているタイプの方だったので、目に見えて血尿等は出ていないとの事でしたが、結石でも出来ているのではと思い説得して鍼をする事にしました。



陰陵泉・三陰交・京門・腎兪を配穴し腎兪で大きく響かせたところ痛みが半減し可動域も広がりました。



内科でも診てもらうよう勧めたところ、やはり結石が見つかりました。



鍼灸治療の適応症状は多いです。



気になる症状がありましたら是非当院にご相談下さい。



玄武堂梅田治療院 松井良介