発見した旅館の領収書に記載されていた日付。
それは５月頭。
ゴールデンウィークの期間でした。
実は僕の実家は九州でして、子供を連れてちょくちょく帰省するのですが、上記の日付はまさにそのタイミングでした。
その時、妻はパートの仕事が休めないと言い、一緒に帰省はしなかったのです。
僕はそのことについて何も疑問に思わず了承して帰省し、何も知らず実家でのんきに過ごしていたのでした。
妻は僕の目を逃れ、写真の男と伊豆に行っていた。
そして、この男に別れろとでも言われたのでしょう。妻は僕に見切りをつけ離婚を切り出したのです。
僕は急に情けなくなり泣けてきました。
と同時に怒りがこみ上げてきました。
なぜ僕がこんな仕打ちを受けなければならないのか。
妻は離婚を切り出した時、僕に対する不満をぶちまけました。
本当に言いたい放題言われました。
それに対し、僕は心を入れ替えて頑張るからと平謝りした。
しかしなんのことはない。
僕への不満などただの言い訳で、不倫相手の男が好きになってしまったから離婚したいと言い出しただけのことなのです。
だからその時妻は無表情。そしてその後も冷たい態度だったのです。
妻の気持ちはこの男にあり、やり直す気などないのです。
おそらく一時の期間を置いて、また離婚と言い出すはずです。
僕はどうすればいいか考えました。
妻が帰るまでの間、考え続けました。
もうすぐ帰ってくる時間。
とりあえず見つけた写真を戻します。
そして
僕の心を憎悪という感情が支配していくのを感じました。
『あいつらを地獄に叩き落としてやる』
『一生後悔させてやる』
そう誓いました。
ここから僕の長い戦いが始まることになるのです。
【お礼】
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淡々と経緯を書いているだけの拙い文章ですが、いいねしていただけるととても励みになります。
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