引き寄せの法則でよく言われる「全ては既にある」っていうのが朧げながら分かるのですが、どちらかと言えば「何もない」ならそれなりに分かります。

 

というのも、わたしの住んでいるところは山間の盆地ではないのですが、普通の平地にある街で四方を山に囲まれています。子供の頃に山の輪郭に沿って沈んでいく夕日を見ながら、「あの山の向こう側は真っ白で、何もない空白の世界しかないんだな。」と考えていました。

 

なので、今でも自分の視野に入る景色以外は建物はなく人もいない真っ白な空間で本当に「何もない」世界なのです。そうは言っても、海外で数年間生活していたこともありますし、いろいろな国へ行きその国の人たちに出会いました。でも、いざ離れてしまうとまた空白の世界に戻るといった感覚です。

 

自分自身に対する感覚もずれているかもしれません。普段は自分として違和感なく生活していますが、「自分は誰?自分はこんな声をしていないし、作り物の中に閉じ込められているみたい。」という自分は自分自身ではないという感覚があります。その時は、魂と身体が別物といった感覚です。「これじゃない。自分ではない。」と一度考えると、1人の空間だろうとしても、周りに大勢の人がいたとしても同じ感覚になるのです。

 

多分、身体から離れたものが本来の自分なんだろうと、小学生の頃からずっと思い続けていたのですが、引き寄せの法則の「すべては幻影でスクリーンに投影されている。」がとてもしっくり来ます。ただ、この3次元の世界のいいところというのに引っ張られているんだろうなとも思います。

 

ここ数日、「何もない」は理解出来るのですが、「既にある」も少しずつ分かり始めているという雰囲気です。「既にある」が理解できている時間がとても短いので、行っては戻りの波のような状態です。

 

もう少しじっくりと「既にある」を見つめてみたいと思います。

 

なんとか自分を見るという感覚も掴めてきたので、それと比例してるのかなと感じています。