鉄道近接工事「地上編」 | 現場監督裏日記 3.0 

鉄道近接工事「地上編」

さて、ピンですが本日は「鉄道近接工事地上編」と題して。


鉄道近接工事に該当する工事とは何か?


「JRさんの場合、鉄道基盤底面から5m以内の工事」(←かなり大雑把)って事でして、厳密に言いますと色々条件があります。


図面で説明しないと難しいのですが、要は「鉄道の運行に障害をきたす恐れがある場合は打合せを行わなくてはならない」って事。


いずれにせよ、近接工事の範囲外であったとしても、線路際で長い部材クレーンで振り回したりしていたら運転手さん電車止めちゃうでしょ?


そんな事から、事前協議が必要になります。


でもって、JRさんとかでは「鉄道近接工事」のために「工事管理者」って資格が要るんですよ。


この資格、「鉄道近接工事の実務経験が必要な為、経験者でなくては資格が取れない」という面倒な資格。


なおかつ更新が必要な為、持ち続ける人は専門屋さん以外なかなか居ません。


とはいっても、JRさんとかの仕事している人(オイラも含めて)そんなお話は又別の機会にするとして、そんな条件に当たってしまった場合の処理方法を。


例えば、ガッチリ線路際の工事をする事になったとしましょう。


その時は近くの「JRさんの保線区に相談」でございます。


やる事は「電線防護管設置と緊急連絡体制の確立」コレでしょう。


電車の位置関係と今回工事の仮設を含めた現況断面図、写真、工程表、をもって打ち合わせに行く事が大事です。


その時点で「工事管理者が必要か?電線防護が必要か?」判断してくれます。


問題は「防護管」の設置までの時間。


厳密には防護管の設置は「半年前に電車を止める手続きを済ませ、時刻表に組み込んでもらって半年後に実施工」といった気の遠くなる作業が必要です。


ですが、よーく相談すると「JRさんの下請けさんがその近くで電車を止めるタイミングが必ずあるはずなので、その時に一緒に施工してもらう作戦を取る」しかありません。


まぁ、大概そういった施工会社(JRお抱え保守の電気屋さん)を紹介してくれるので上手く行くとは思いますが、料金は色々ですので予想できないのが悩みの種です。

(例えば新幹線(JR東海)と埼京線(JR貨物)と山手線(JR東日本)を纏めて電車止めなきゃできない仕事なんざ管轄違いなので大騒ぎ&お祭り間違い無しなのですが(笑))


ま、この辺は「電車マニア」の方には面白い仕事ですかね。


オイラは「電車なんてナンとも思っていなかったのですが、線路またいで駅ビル造った時が楽しくて、いい思い出で・・・」


ねぇ。


ってな訳で、今度は「地下鉄近接工事」のお話したりして。


ではでは。