現場監督が設計者に物申す(戯言っすよ)②
ピンです。
続きですが、ココからが正に本題。
設計者の方は現場監督って「デザインできない」と思ったりしてませんか?
少なくともね、現場監督(特にゼネコン)はね、色々な設計者の対応を過去にしている。
デザインは出来なくてもねぇ、
「設計者の批評家(経験豊富)」であることは間違いないのです。
ある意味、「いろいろな設計者の建物を造っている以上、デザインコンセプトのウンチク、理由付けの理屈を沢山知っている」のです。
でもね、口出ししませんよ。設計者の立場なくなるから。
だからね、設計者がデザイン、ディテール、マテリアルを変更したとき、追加(お金)があれば当然納得。
お金のない場合(サービス工事)は、「施工者の信念」と合致するかどうかで決まるといっても過言ではありません。
例を挙げて申し訳ありませんが、今のオイラの現場。
基本的デザインは素晴らしい。
が、詳細が全く決まっていない。
施工図を起こしながら詳細を決めていく。
その時ね、オイラの今回の設計者「木を見て森を見ず」タイプ。
要は「細かい所で、凄いもの選んでいても、全体のフォルムから逸脱している」としか思えない。
全体を見渡すと、今一合わないのです。
でも、本人は良いと思っている。
当然追加請求出したいのですが、お客さんにそんな余裕はない。
よって却下したいのですが、設計者は頑張って言っているのです。
結果は「施工者が負けてサービス工事」でしたが、完成検査の時、やっぱり「今一」というお客様の判断(アフォくさ!)
一方、設計者がどうでも良い所の、とある庇のデザイン。
「鉄製で、塗装でも良い」という判断でしたが、メンテナンスとか考え、かつデザインも一応考えて、「ステンレス製焼付け塗装」にオイラが勝手に変更。
お客さんからも「メンテできないけど、大丈夫?」という質問ありましたが、OKの回答しました。(ぶっ壊れませんから)
それがお客様の必要なもの。
ついでに言うと「デザインで賃料が上がれば良い。それ以外は、メンテナンスフリーの物が良い」というのがお客様なのです(今回はオフィスビルなのですが、大体のお客様の一般論と合っていると思うのですが)
設計者の能力の評価ってお客様だけでなく、現場監督も思う処あるんです。
何せ、「色々な理論で、デザインしたプロセスと、製作プロセスを知っていて、一番最初に出来上がりを確認するのが現場監督なのですから!」
その出来上がりは、「現場監督が最初にOKを出している」
ついでに言うとね「それを施工した経験豊富な職人がデザインだけでなく、品質、性能についてもウンチクを語るのが基本」です。
建築デザインの総合評価は、まず「現場で始まり」そして「世の中を一人歩き」していくのです。
そこのお話はホントに「録音して設計者に聞かせてあげたい」くらい、シビアなもの。
現場監督も職人も、いろんな設計者のいろんなもの作ってますからwww
だからね、それを施工した職人も、色合いとかオイラ達に確認してくる事もあるんですよ。
オイラ達は「コレが設計プレゼンしていて、色、パターンも間違いなく合っている」って答えるしかないんだけど、「あらら!やっちまったなぁ、おい!」ってものありがち!
えぇ、我々の「イメージと違ったなぁ・・・」って奴。
大概合っているのよねぇ・・・。悲しい事に・・・。
設計者の方々へ。
「ちゃんとイメージしておいてくださいねw」
そういや、「馬鹿でも納得してしまう現場監督向けデザイン論」なんてのを次回話したりして。
では、つづきます。