ここのところの温かい陽気で東京の桜の開花も一気に早まりそう。来週の16日頃の開花の予想もある。

今日上野公園を訪れた。

花見をしようというわけではなかったが、ちょっと寄ってみた。

公園の入り口に咲いているのは早咲きの桜、オオカンザクラ。

人の多さにも驚いた。

 

有名なソメイヨシノの桜並木。

 

 

 

木によってはまだ硬く小さな蕾もあれば、先がピンクに膨らんだ蕾もある。

 

 

 

いずれにしても開花間近のようだ。

そう思って歩いていたら、一本の老木のソメイヨシノに足が止まった。

よく見ると数輪の花が咲いていた。

 

 

 

 

当然今年初めて見たソメイヨシノの花であった。

 

日没後は人も少なくなっていった。

 

一週間後は多くの桜も開花し、ものすごい人出になるのであろう。

 

さて、松尾芭蕉の句に「花の雲 鐘は上野か 浅草か」というのがある。

この上野の鐘はここ寛永寺の時鍾堂の時の鐘のことである。

桜並木のすぐ近く、精養軒のすぐ隣にある。

 

 

 

 

今日上野公園に来たのは実はこの時鍾堂の鐘の音を聞くためでもあった。

今でも毎日朝夕6時と正午に鐘がつかれる。

夕方6時の鐘の音を聞いた。