今日は大変珍しい天体ショーが見られた。

満月の約98%が地球の影に隠れる部分月食。

100%が皆既月食なので、皆既月食ではなく部分月食になるが、ほぼ皆既月食といわれる。

これほどの部分月食は89年ぶりで次回は65年後という。

当然私にとっては一生に一度の出来事である。

 

 

今日の月の出は東京では16時27分頃、すでに欠けた状態で昇ってきて、18時3分頃に食の最大、ほぼ皆既月食となる。

 

今日の東京の空は朝から当初の予想より雲が多く、月の出の時間になっても雲は晴れなかった。

月の出の方向は東の空。

しかし、ちょうど日の入り直後の西の空を見たらすごい夕焼けであった。

 

 

月の出からしばらくした時、雲間から月が現れた。

すでに半月の少し手前の月であった。

代々木のドコモタワーの上に現れた。

 

この後月は雲にすっかり隠れてしまった。

ほぼ皆既月食の瞬間は厳しいかと思っていた。

 

しかし、天は我を見放さなかった。

 

そしてほぼ皆既月食の時間。

その時再び月が雲間から現れた。

18時2分ごろであった。

ちょうど食の最大の時。

 

赤銅色のほぼ皆既の部分月食の瞬間。

 

 

 

この後再び月は雲に隠れたり、薄雲から現れたりであった。

これは18時20分頃の月。明るい部分が広がり始めている。

 

18時40分頃の月。

 

18時48分頃の月。満月に戻る約1時間前である。

 

今日の撮影はここまでである。

何とか運よく、歴史的な月食を撮影することができた。