いよいよ明日木星と土星が大接近を迎える。
今年木星と土星はずっと並んで夜空に見ることができた。
その距離はどんどん縮まっていって、12月21日に最も近づく。
木星と土星は約20年周期で接近する。
今回のような大接近は1623年以来実に397年ぶりで、この次今回のような大接近になるのは60年後の2080年という。
歴史的な天文現象といっていいのでは。
先日は細い月の横に接近した木星と土星が並んで見えた。
大接近前夜の今日その様子を撮影してみた。
日没から約30分後の17時ころ、南西の空にまず木星が、その後土星が見え始めた。
木星のほぼ真上に土星。かなり近い。
木星はマイナス2等、土星は0.6等の明るさ。
5分間露出。右下に富士山のシルエットが見える。
30分露出。木星と土星が接近し沈んでいく様子がわかる。
望遠レンズで拡大、トリミングでさらに拡大してみた。
木星の4つの衛星が並んで見える。土星はやや楕円に見える。
土星の輪までははっきり撮影することはできなかった。
明日21日はこれよりさらに接近する。
木星と土星は19時ころには沈んでいった。