信州諏訪湖の北側に高ボッチ山というところがある。
この名前を知ったのは、富士山が見える絶景ポイントとして紹介されていたのを見たからであった。
単に富士山が見えるだけではなく、特に日の出前には、眼下に諏訪湖の夜景、その向こうに南アルプスと朝焼けに浮かぶ富士山という絶景が望めるというもの。時期によっては諏訪湖が雲海で覆われることもある。
私は11月ごろに行ってみようと思っていた。

先日千畳敷カール、上高地に行ったあと時間があったのでその高ボッチ山に行ってみることにした。道と場所の確認の意味もあった。
上高地方面から松本に出て高速に乗り、塩尻インターで降りた。
岡谷インターからも行ける。
途中からは山道になる。高ボッチスカイラインと言うと聞こえはいいが、狭い山道である。対向車が来ないことを願うぐらいである。
途中には高ボッチ高原があり、温泉や宿泊施設などもあるが、決して賑やかなところではない。
約30分位山道を上ったであろうか、開けたところに出た。ここに駐車場がある。
到着したのは夕方の4時位であった。
車は少なかった。
駐車場がいくつかあるが、山頂に近い駐車場に停めた。
眺めはよさそうだ。
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日本一のシャッターポイントとある。
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ここから少し歩いて山頂に向かう。整備されたなだらかな道を歩くこと約5分くらい。
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山頂に到着。
標高1664.9mの高ボッチ山。
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360度のパノラマが広がっていた。
目を引くのはやはり、眼下の諏訪湖周辺。その向こうに南アルプスの仙丈ケ岳、北岳、甲斐駒ケ岳。その隣、諏訪湖の向こうに富士山。
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ぐるっと富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、浅間山、軽井沢方面、蓼科山、美ヶ原高原、霧ヶ峰、八ヶ岳・・・
日本百名山の山がいくつ見えることか。
その中である山の山頂が目に入った。三角に鋭くとがった山。槍ヶ岳である。
右に槍ヶ岳、左は穂高連峰。
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槍ヶ岳はなかなか見ることができない山である。ある程度高い所に行かないと見えない。
いつかはどこからか見たいと思っていたが、この日見ることができただけでも感動ものであった。

太陽が傾きかけている。
ススキが一面に茂っていて夕日に輝いている。
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夕暮れの富士山。
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八ヶ岳。
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御嶽山の向こうに太陽が沈んでいった。
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何組かの人が写真を撮りに来ていた。
夜景を撮影するためであった。

陽が沈むころには風も冷たく、体感温度はどんどん下がる。
11月ごろの夜はまさに真冬、氷点下も覚悟しなければいけないかも。

私は夜景が見える前に山を下りた。
下りは岡谷方面に向かった。
やはりこちらも山道。真っ暗だ。
夜来るときはよほど注意して運転しないとと思いつつ、次回来るのが楽しみであった。

日本一のシャッターポイントというのも決してオーバーではないと思えた。
私には感動の風景であった。